東京ディズニーシー イタリアの海辺で開かれたクリスマスショー
東京ディズニーシー75 冬の祭典!海の上のクリスマスショー!!
秋も過ぎ ついこないだまで赤や黄色の鮮やかな色をしていた紅葉も散ってしまいました。一年の中で最も寒さが厳しい季節 冬がやって来ました。
森から姿を消した動物たちは どうやら土の中で冬眠生活に入ったようです。そして今年も残すところ あと数日となってしまいました。
またこの時期 最も忙しそうにしているのは商売人たちでした。するとどこからともなくベルの音が聞こえて来ました。
そうそのジングルベルの音はおもちゃ売り場でもなければデパートでもない あの〃夢の国〃東京ディズニーシーから聞こえて来ました。
そうです今日は今年最後の大イベントでもあるクリスマスの日でした。
そしてディズニーシーでは冬眠してたはずのクマやリスなどの動物たちが2本足で立ち上がり元気に手を振ってました。
午後に入り飛行場で立ち往生していたのは顔中に白い髭を蓄えた赤い服を着たサンタさんでした。
どうやら大雪の影響で今夜 東京ディズニーシーで行われるクリスマスショーに間に合うかどうか微妙な状況になって来ました。
夕方〃メディテレーニアンハーバー(イタリアの古い港)〃の海沿いには今夜行われる音と光のクリスマスショーを見るために多くの人が集まってました。
その名も〃キャンドルライト(クリスマスバージョン)〃です。
多くの人が集まった観客席の中には いつものようにカーボーイハットに鞭(むち)を持ったあのジョーズ博士の姿もありました。
さらにアメリカ人やイタリア人に なり切った多くの日本人ダンサーたちの集まってました。そしてアラビアンコーストから来たアラブ人もいました。
さらに あの仲良し2人組の姿もありました。それはミステリアスアイランドのネモ船長とディズニーの園長でした。今日も2人は仲良く手をつないでました。
どうやら今日は みんな今年最後の大イベントを見たいがために早めに仕事を終えたようでした。そして多くの人に混じり早めに店じまいをしたクマやリスたちの姿もありました。
その中には なんと立派な角を生やしたトナカイの姿もありました。どうやら今日はサンタより先に会場入りしたようでした。
ーーーーーこのあと海の上のステージは多くの蛍(ほたる)とロウソクの灯で満遍(まんべん)なく光り輝きます。
東京ディズニーシー76 海の上にキャンドルライトのクリスマスツリー!
12月25日 夜8時を少し回ったころで港の灯が〃ポツリ ポツリ〃と ひとつ ひとつ消されて行きました。そしてそのときの消灯は今年最後の大イベントが始まる合図でもありました。
真っ暗となった海辺の会場に遠くの海からこっちに向かって多くの蛍(ほたる)の光が近づいて来ました。
するとそれまでザワザワしていた観客たちが一斉に静かになりました。なぜなら蛍はとても臆病(おくびょう)な生き物で些細(ささい)な音でもすぐに逃げ出してしまうからだそうです。
その小さくて弱い光は〃どんどん〃と こっちに向かって近づいている様子でした。
するとそれら光は〃どんどん〃と大きくなり さらに黄色から橙(だいだい)色に変わり やがて力強い光へを発してました。
そしてその光はいつの間にかキャンドル(ろうそく)に灯された炎の光へと変わってました。それらの多くのキャンドルライトは水面に反射し とても幻想的な雰囲気を造り上げていました。
どうやらそれらのキャンドルライトは数隻の大きな船に乗ってやって来たみたいでした。
続いては会場に威勢のいい行進曲が流れて来ました。すると多くのキャンドルライトも行進曲に合わせるかのように〃パカパカ〃と明るさを変えました。
さらに行進曲が盛り上がりを見せると海辺には〃どっ〃とキャンドルライトの数が増え海上はより一層 明るくなって行きました。そして海の上には知らぬ間に光の山が完成してました。
そして会場の盛り上がりが最高潮に達したところで〃ダーン〃と最後の音を発し演奏は〃ピタリ〃と止まりました。
すると なんと海の上には〃ドカーン〃と背の高いクリスマスツリーが堂々と立ってました。しかもそのツリーはキャンドルライトで出来てました。
ーーーーーこのあとマーメイドラグーンの人魚アリエルやドナルドダックが登場します。
東京ディズニーシー77 幻想的に光り輝くキャンドルライトの海!!
クリスマスの夜 突然 光り輝くクリスマスツリーの登場により〃パッ〃と明るくなった海の会場では観客からの大きな拍手が起こってました。
またその背の高いクリスマスツリーは まるで朝日のように強烈な光を発していました。
しばらくするとその火も消え続いては青白く光る幻想的な海へと変わりました。するとその海から濃い霧が発生しそこからは何とも美しい女神の歌声が聞こえて来ました。
そしてその女神の正体は長い金髪をなびかせるスラリとした美しい女性でした。しかもその女性の下半身は なんと魚の尾びれになってました。
そうです彼女はマーメイド ラグーン シアターから来た人魚姫でした。どうやら今日はあのお天気屋(怒りっぽい)のお父様(大王様)は海底の自宅で留守番のようでした。
そしてそのとき船に乗ってやって来たのは人魚姫だけでなくペンギンやシロクマなど多くのディズニーキャラクターも一緒のようでした。
みんな寒さを忘れて元気良く手を振ってました。
とここまでは至って順調に行っていたクリスマスのキャンドル ライト ショーですが..そのあと思わぬ大事故が発生してしまうのでした。
そのとき人一倍 大きく手を振っていたのはあの黄色い嘴(くちばし)のドナルドダックでした。しかもその手には大きなキャンドルライト(ロウソク)を持ってました。
そして〃危ない〃と誰かが叫んだ 次の瞬間 なんとドナルドが思いっきり振ったキャンドルライトの先が取れてしまい船の下に落ちてしまいました。
しかも運悪くその火の付いたロウソクは なんと大量の薬品が入った火薬袋に引火してしまいました。
しかしそのとき慌てふためいていたのはドナルドだけ誰もその事に気づいてなかったのでした。
ーーーーーこのあと火の付いた火薬袋が〃ぐいぐい〃と宙に舞い観客たちを〃あっ〃とビックリさせます。
東京ディズニーシー78 サンタから寒い冬に心温まるメッセージ!
東京ディズニーシーの海の会場では多くのディズニーキャラクターが船に乗って現れたにもかかわらずあのお騒がせキャラクターの登場がまだでした。
そうですそのお騒がせキャラクターとはもちろんミッキーマウス(ねずみ)の事でした。そして観客席の多くのミッキーファンからミッキーコールが起こってました。
しかし船の上にステージではそれどころじゃありませんでした。なぜならドナルドが誤って落としたロウソクの火が大量の薬品が入った火薬袋に引火してしまったからでした。
そしてその火の付いた火薬袋は一気に火柱を上げながら燃え上がり出しました。そして火薬袋はそのまま なんと宙を舞い〃ぐるぐる〃と回り出しました。
火花をまき散らしながら勢い良く回る火薬袋は なんと巨大な〃ねずみ花火〃でした。
そこで〃ねずみ〃と聞いて慌てて船の上のステージに駆け上がって来たのは…そうですあのお騒がせの 〃ねずみ〃でもあるミッキーマウス(ねずみ)でした。
そしてミッキーの隣には もちろんミニーもいました。今回はクリスマスと言う事で2匹とも赤い服と赤い帽子をかぶっての登場でした。
しかし今夜の主役はミッキーでもなければドナルドでもありませんでした。そうあの顔中に白い髭を蓄えたあのサンタクロースでした。
しかしそこにサンタの姿はありませんでした。代わりにサンタのペットでもあるトナカイが観客の向かって深々と頭を下げ申し訳なさそうに謝ってました。
結局サンタはその日 飛行機に乗れず日本に来れなかったようでした。そして船の上ではトナカイだけでなく奈良の鹿とエゾジカ(北海道)も頭を下げて謝ってました。
しかしトナカイはサンタから預かった手紙を持ってました。そこでトナカイが代表して観客たちに向けてサンタからのメッセージを読み上げます。
そこには〃メリークリスマス!素敵なクリスマスになりますように。〃と寒い冬に何とも心温ますメッセージが書かれてました。
そして最後はミッキーから〃いいお年を そして来年もいい年でありますように〃との言葉が付け加えられました。
そのあと みんなでクリスマスソングを合唱し大いに盛り上がったところで最後の花火が〃ドカーン〃と上がりショーは めでたく終了しました。
ーーーーーこのあとあえて旅行者の僕がディズニーさんに当てたメッセージを伝えます。<最終回>
続きは後日公開します。
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