(韓国、北朝鮮38度の休戦ライン11)北朝鮮の宣伝村とは一体?
パンムンチョン(板門店)ツアーの参加者は次々と観光バスへと乗り込んで行きます。そして僕もバスへと乗り込みました。
しばらくするとバスの中に若くてピチピチのバスガイドさんが搭乗して来ました。そして名簿を片手に乗客の数(かず)を数えます。
そこでツアー参加者全員バスに乗り込んだと言う事で出発進行となりました。
マイクを手にした韓国人のバスガイドさんはまず手始めに〃アン ニョン ハセヨ(こんちには)〃と挨拶(あいさつ)しました。
しかしその後ガイドさんは なんと日本語で話し始めました。そうです今回の日本語ガイド付きのバスツアーはでした。
そして一行はガイドさんの朝鮮戦争に関する話を聞きながらバスはソウルの大都会を抜けて来ます。
やがてバスは大都会を離れ木々に覆われた のどかな田舎道を ひたすた突っ走って行きます。
しばらくすると道沿いに一軒の白くて大きな建物が見えて来ました。どうやらそこでトイレ休憩をとるようでした。バスはそこでいったん停車します。
そしてバスを降りて大きく深呼吸をしたあと建物の中に入りました。するとそこには沢山のお土産物が並べられていました。
さらに階段を上り土産物店の上の階へ行くとそこには展望台がありました。そして双眼鏡まで用意されていました。ただそこから見えるのは広大な丘の景色だけでした。
しかし山の向こうの方に〃ポツリ〃と白い集落のような物が見えました。一見 日本や韓国のどこにでも ありそうなアパートの集合住宅のようです。
しかしそこは なんと北朝鮮の領内でした。北朝鮮はそこに鉄筋コンクリート製のアパートが立ち並び保育園や病院も完備していると宣伝してます。
しかし北朝鮮にそんな設備の整った集落なんかあるはずないと疑った人も多いと思いますが,全くその通りでした。
実はそれらの建物は観光用の作り物で北朝鮮が外国人に見栄を張るために作られた宣伝村と言う事でした。そのため もちろんそこには誰も住んでませんでした。
ーーーーーーこのあといよいよツアー参加者は戦地に乗り込んだかのような気分を味わう事となります。つづきをどうぞ
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