あんこう鍋(茨木県)1大皿に盛られた芸術作品の数々!
ある芸術家のアトリエへとやって来ました。そこは画家が常に精神統一して作品制作に打ち込めるよう壁から床と天井に至るまですべて白一色に統一されていました。
そしてその画家は様々な色を使ってキャンパスに油絵を描いてました。赤青黄そして紫と目いっぱいの色を使って表現されたその絵は巨匠ピカソの名画でした。
さらに茶色 小麦色そして黄色の今にも踊りだしそうなそんな楽しい油絵はゴッホの〃ひまわり〃でした。しかしそれらの名画から 何故か御馳走のいい匂いがして来ました。
すると今度は なんとそれらの絵画が様々な色のソースで彩られたフランス料理へと変わりました。
実はそこはアトリエではなくフランス料理レストランの厨房でした。しかしそのフランス料理の鮮やかな盛り付けは まさに芸術作品そのものでした。
そして先程のゴッホの〃ひまわり〃に見えていたのは表面を〃こんがり〃と焼いたフォアグラでした。
フォアグラとはガチョウの肝臓を〃はんぺん〃のように仕上げた西洋の美味しい料理の一つです。
実は茨城県にも そんなフランス料理にも負けない極上のフォアグラが なんと海の中にいるとの事でした。
そしてそんな御馳走を求め北茨城の深海(水深100~300メートル)へとやって来ました。しかしそこは真っ暗でゴツゴツとした岩があるのみでした。
そんな中 ある岩から〃ぼろ布〃で出来た小旗が上下に揺れていました。
すると なんとその岩から突然 大きな口が現れ一瞬の早技で目の前の小魚をパクリと一口で飲み込んでしまいました。
その大きな口の正体は間違いなく体内に極上のフォアグラを持ったあの深海魚〃あんこう〃でした。
そして〃あんこう〃の頭のてっぺんの小旗は提灯(ちょうちん)と言う疑似餌(ぎじえ)でした。その疑似餌をエサだと勘違いした小魚が〃あんこう〃の餌食(えじき)となったのでした。
ーーーこのあとその〃あんこう〃が網にかかり引き上げられる事となります。
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