14 南部 サーモンとオヒョウの釣り大会
(オヒョウ)ジェノーでも取れる
カレイの仲間 120~200センチ 200キロの重さ 寿命は30年以上 死ぬまで成長し続ける
<料理>
ハリバットのフライ フィッシュアンドチップス ほほ肉の刺身を刺身醤油でいただく
港にはハリバット専門のレストランがある 切り身を塩バターガーリックで焼く
味付けの仕上げにワインを少々振る さらに サワークリーム パルメザンチーズ パン粉をふりかけ
オーブンで焼く
<高額賞金の釣り大会>
5月から9月までの期間 アラスカ各地で高額賞金の釣り大会が行われる
賞金総額は5000万円 期間中 毎日いつでも暇なときに参加できる
8月が最も参加者が多く200人を超える また釣りをしながらイルカやトドも観察できる
毎月 1位から5位までの賞金が支払われる
1位なら1000ドル 2位は750ドル 5か月通して最大のものは賞金が跳ね上がる
参加料は一人10~11ドル(うち2割が賞金に使われる) そのほか船のレンタル料800ドル
賞金は参加費の額で決まる 1万人集まればおよそ300万円
その年は14800枚のチケットが売れた そのため賞金は およそ510万円
--サーモン編--
タグ付きサーモン一匹600万円(5万ドル) 全15匹(大会前にあらかじめタグをつけて放流したサーモン)
優勝賞金 1万ドル 優勝するには重さ8キロ以上のサーモンを釣らなければならない
餌はニシン 釣り方は餌を水深18メートルの所まで下ろし ゆっくりと巻き上げる
大きさに関係なく 一番最初に釣れたサーモンを港に持ち帰り計量すれば賞金100ドルがいただける
サーモンだけでなく サメやエイも釣れる
--ハリバット(オヒョウ)編--
優勝賞金600万円 サーモン釣り大会と同じでタグ付きのオヒョウも放流されている
一人2匹まで 大きいものが釣れるまで何度も釣っては逃がすの繰り返し
大物のオヒョウは釣ったあと暴れるので44口径の銃で仕留める
ハリバットは水深40メートルの海底を這うように泳いている
餌はニシン(タコやサケを使うこともある) またハリバット(オヒョウ)は鼻が良く臭い油を好む
そのためニシン油を注射器で注入する またサケの頭にニシンを突っ込みニシン油を注入する餌もある
鳥を頼りに釣り場を選ぶ ときに水中カメラを使い いい漁場を探すこともある
しかし普通は探知機やレーダーを使う たまに港から船で2時間半も離れたところで釣ることもある
海にシャチを見たら大物が釣れるきざしとも言われている
なぜかバナナと口笛は縁起が悪いとされている
釣り場が決まったら おもり と一緒に餌を海底まで沈め
底についたら 餌が ちょうどハリバットの目の前に来るように少し引き上げる
糸は細すぎず太すぎない物を選ぶ 200キロの大物でも切れない丈夫な糸
ただ獲物が岩場に逃げると糸が岩に引っ掛かり切れてしまうこともある
ハリバットがしっかりと餌に食いつき 竿の先端が大きく揺れたら釣りあげていい合図
ハリバットが食いついてから30分経過し やっと引き上げられた
大物がかかったときはショットガンを用意 ロープを使って引き上げる
体長183センチ ヒレだけで50キロの重さ
ただ小さいものは35キロでもリリース 次は大きなタコの足で大物を狙う
現時点で1位は163キロのオヒョウ
その年 一番の大物を釣り上げた人が出た
しかし釣り上げた人は大喜びするどころか非常にがっかりした表情
実は大会の参加費用を払っていなかったから
たった10ドルの参加費用を拒んだため 賞金500万を失った
1986年 新聞記事に140キロのオヒョウを釣り上げたと掲載されていた
9歳の娘が重さ102キロのハリバットを釣り上げた事もある
番組では松方弘樹他タレントたちは結局 大物が釣れず一人当たり5万700円の赤字
<目次>
1基本情報
2歴史
3動物
4アラスカ鉄道とユーコン川
5北極圏とバロー(伝統のクジラ漁)
6北部 ウェールズや その他の地域
7中央部 フェアバンクス オーロラ観測
8中央部 デナリとマッキンリー
9南部 アンカレジとコロンビア氷河
ほか さまざまな氷河
10南部 スワード キーナイフィヨルド
プリンス ウィリアム湾
11南部 グレーシャーベイほか
カナダとアラスカの自然公園
12南部カトマイ国立公園
13南部ジュノーとその他の地域
14南部 サーモンとオヒョウの釣り大会
15南部 コディアック島 シトカ ケチカン
16アラスカ料理
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