8 中央部 デナリとマッキンリー
ーーーーーデナリ国立公園 白銀の世界
大きさは四国の1.2倍 しかし園内に道は1本のみ
〃デナリ〃とはネイティブアメリカンの言葉では偉大なるものの意味
夏場のみ入場可能 花々が咲き乱れる7月が最も奇麗 紅葉は8月下旬から
9月下旬から5月中旬までの間はゲートの門が閉められる また1972年以降 一般車の乗り入れが禁止されている
公園内部に入る西側のみバスの予約が必要 チケット購入はインターネットで支払いにはクレジットカードが必要
運賃は30~50ドル 様々なコースがある シャトルバスの本数は少なく常に満席状態
席は谷のある左側がいい 動物を見つけたらストップと言うと運転手に知らせると停まってくれる
またバスの運転手は ほかのバスと無線で連絡を取り合い野生動物を探しながら運転する。
時に動物が道をふさぎ そのまま道の上に寝そべってしまうこともある
そうなるとバスは大幅に遅れる
キャンプも予約制で事前にインターネットで予約しなければならない
(ワンダーレイク wonder lake)
ワンダーレイク近くのキャンプ場は人気があり予約が取りにくい
夏場は日が長く夕日を見ようと思ったら夜11時半まで待たなければならない
日の出は午前3時45分(7月上旬)
しかし日が短くなるのも早く 8月では夜9時に日が落ち 日の出は朝の6時15分
アンカレッジからフェアバンクスまで走っているアラスカ鉄道を途中下車するとデナリにつく
37種の哺乳類(ドールシープやストーンシープなど) 130種の鳥類
19世紀後半 ヨーロッパ人たちがここで毛皮をとるために狩猟を行っていた
ホリーマーモット 危険を察知するとホイッスルのような鳴き声を発する
ナキウサギ 暑さに弱く気温27度を上回ると数時間しか生きられない
ハイキングポイントまでヘリコプターで行き そこからハイキングが始まる
ヘリ & ヘリコプターツアーが人気
(マッキンリー 6194メートル)
北米では最も高い山 第25代アメリカ大統領の名前を付けた
2つの頂を持つ山 一つの山としては世界最大
登頂難度の高い山でもある
ベーリング海峡の湿った風の影響で寒い
体中につららができる 頂上付近は夏でもマイナス30度
真冬はマイナス50度となる 酸素は平地の半分以下
最大風速70メートル(大型台風並みの風) テントが張れないほどの強風
山麓(ふもと)ではマッキンリー登山で命を落とした人々の石碑が立っている
ベースキャンプ
(マッキンリー登山の歴史)
1913年 初登頂 約100年前
白人の登山隊は原住民と犬ぞりと一緒に登山に臨んだ
1963年 6月 初登頂に成功
植村直樹 日本人初のエベレスト登頂
世界で初めて5大陸の頂に登頂
世界初 南極到達
国民に夢と勇気を与えたとして国民栄誉賞をとる
1984年 真冬のマッキンリー登山に挑む
利用していた犬ぞりの時速は30キロ
犬ぞりに帆をはり毎日50キロ走った
植村が世界初となるマッキンリーの冬季登頂 成功者となった
頂上には植村が建てた日の丸と星条旗の旗が残されていた
しかし 植村は下山途中で消息を絶つ
イヌピアットと暮らし魚の釣り方やアザラシの取り方を学んだ
エピソードとして頂上の石を持ち帰るため
フィルムを抜き取りムービーカメラを頂上においてきた(※山を下りるときの荷物を軽くするため)
(デナリ鉄道)
南部のアンカレジから中央部のデナリ国立公園まで7時間かけて走る列車
デナリスター号 デナリ駅 ネナナ渓谷
(デナリパス 5547メートル)
(コバック川)
カリブーの群れが川を渡る
(イグルークリーク)
崖に住むドールシープが見られる ただ肉眼では難しく双眼鏡が必要
(ポリクローム パス polychrome pass)
赤茶げた広大な大地が広がる
(サベージ リバー チェック ステーション)
(プリムローズ リッジ)
ライチョウ
(サンクチュアリー リバー)
(テクニカ レバー)
(セーブル パス)
(ハイウェイ パス)
(ストニーヒル stony hill)
デナリがきれいに見える
春 数100匹からなる カリブーの群れが見られる
(アイルソン ビジター センター)
風景に配慮し半地下状態で建てられた展示室
(ムルドロウ氷河 muldrow glacier)
黒ずんだ氷河 ビーバーダム 運が良ければカリブーが水浴びしている姿が見られる
逆さデナリが見られる reflection pond(沼)
(カンティシュナ kontishna)
<ハイキングコース>
ホースシュー レイク トレイル
ビーバーダムやムースを見ることが出来る 4.4キロのコース
(マウント ヒーリー)
sled dog demonstration
アラスカンハスキーによるデモンストレーションが見られる
<リバーライティング 激流下り>
ホワイトウオーター
ーーーーーブルックス山脈
ーーーアンダーソン
近くにアメリカ空軍基地があり その基地で働く人のために作られた町
<目次>
1基本情報
2歴史
3動物
4アラスカ鉄道とユーコン川
5北極圏とバロー(伝統のクジラ漁)
6北部 ウェールズや その他の地域
7中央部 フェアバンクス オーロラ観測
8中央部 デナリとマッキンリー
9南部 アンカレジとコロンビア氷河
ほか さまざまな氷河
10南部 スワード キーナイフィヨルド
プリンス ウィリアム湾
11南部 グレーシャーベイほか
カナダとアラスカの自然公園
12南部カトマイ国立公園
13南部ジュノーとその他の地域
14南部 サーモンとオヒョウの釣り大会
15南部 コディアック島 シトカ ケチカン
16アラスカ料理
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