(浅草寺1)東京の空にひびが入った。
テスト
子供のころ大きな雷の後 鬼が現れ人々のへそを奪って行くと言う恐ろしい話を聞かされた事があります。しかしそんな迷信(めいしん)が本当に起こるとは夢にも思ってませんでした。
そのとき僕は東京を散歩中でした。さっきまで賑やかだった浅草の街も何故か急に静かになりました。
そしてふと空を見上げると遠くのほうから黒い雲がゆっくりとこっちに向かって近づいていました。しばらくすると空は瞬く間にその黒い雲に飲み込まれて行きました。
そして突然 滝のような大雨が降ってきました。薄暗い空が〃パッ〃と光った次の瞬間〃ガリガリガリビシャーン〃と大爆音と共に天から大きな雷が落ちて来ました。
するとショーウィンドーのガラスがビシッと大きくひび割れたかと思ったらそれはガラス窓に映った大きな雷光でした。その光景はまるで空が大きくひび割れたかのように見えました。
その後 僕は何とか屋根のある避難場所にたどり着きました。しかしホッとしたのもつかの間そのとき天井から吊り下げられた大きな〃雷〃いう文字に押しつぶされそうになります。
さらに目の前には なんとさっきの落雷のとき天から舞い下りて来た何とも怖そうな顔をした鬼が立ってました。
それはまさにあの子供の頃に聞かされた〃へそ〃を人々から奪っていく恐ろしい鬼でした。そのとき僕は恥ずかしながら少しだけちびってしまいました。
そして慌てて〃へそ〃を隠し すみません〃へそ〃は持ってませんと〃と思わず嘘をついてしまいました。
ーーーーこのあとあの恐怖の大王雷神(らいじん)が怒ります。そして僕の〃へそ〃はいかに?つづきをどうぞ
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