(浅草寺13)焼け崩れることがなくなった!しかし?
テスト
浅草寺の本堂の手前 大きな玄関口にやって来ました。そこで大きく一礼をして中へ入りました。
そして上を見上げるとその天井からは今にも飛び出さんばかりの大迫力の龍が生き生きとした姿で描かれていました。さらにその隣では宙を優雅に舞う美しい天女の姿がありました。
正面中央には常に眩しい光を発しながら金箔総漆塗りの豪華な御空殿と言う仏壇があります。その真ん中には固く閉ざされた小さな戸がありそこにも卍(まんじ)のマークが付いてました。
噂ではその小さな扉の中に千数百年前に隅田川で発見された小さな黄金の仏像が入れられているそうです。しかしその宝は秘仏のため今じゃ誰も見ることが出来ません。
これだけ見事に復元された本堂も実は復元当時は物足りないと言われ評判が悪かったそうです。
それは浅草寺の太くて丈夫な柱を軽く叩いてみるとよくわかります。その柱からは古い寺院にあるような木材を叩く音は聞こえてきません。
そうです復元された浅草寺(本堂)さらには五重塔と雷門そして宝蔵門もすべて鉄筋コンクリートで建てられていました。
中国は今この手の寺院が多いように思います。実は中国の農村部や発展途上国ではこのような近代的な造りの寺院が好まれる傾向にあるようです。
しかし日本をはじめ欧米の人々には近代的な寺院はどうも評判が悪いようです。
浅草寺が鉄筋コンクリートになった事でもう焼け崩れる心配がなくなった反面 木造建築の浅草寺が見られなくなったことは非常に残念だと思います。
ーーーーーこのあと近代的に生まれ変わった五重塔が復活します。つづきをどうぞ
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