(浅草寺3)浅草の風景に絶対に欠かせないもの
今日の東京の空ははっきりとしない曇りの天気でした。そしてその日 浅草ではそのさえない天気のような暗い顔をした外国人を多く見かける事となります。
ちょうど雷門の方向から しょんぼりした多くの外国人を次から次へとこっちに向かってやって来ました。
中には肩が脱臼しそうなくらい肩を落としてガックリしている外国人もいました。早速 原因究明のため雷門へ行ってみました。
すると雷門には普段あるはずの物がありませんでした。それは何とも寂しい光景でした。
実はそのとき日本列島に大きな台風が近づいていてそのため雷門の大事な赤提灯は安全のため綺麗に折り畳まれていました。
本来ならそこに高さ3.9m 直径3.3m そして重さはなんと700キロの大迫力の赤提灯が天井から吊り下げられていました。
雷門の赤提灯は浅草の象徴でもあり特に外国人に大人気のようです。わざわざ遠いところから来てあの偉大な提灯を見れないのは本当に気の毒でした。
さらに毎年5月の三社祭の際には神輿(みこし)が雷門をくぐるためそのときも赤提灯は畳まれるそうです。
そしてこの雷門の赤提灯は約10年ごとに新しく造り変えられるそうです。今ある提灯は5代目だそうです。
2003年には江戸開府400年を記念して今までの赤提灯よりも一回り大きい物に造り変えられたそうです。
実は雷門はその赤い提灯のように何度も赤い炎に包まれ焼失しているつらい過去があります。
その火災により江戸時代だけでも2度も建て替えられているそうです。
一番最近の火災は1866年(150年前)です。その火災の後 なんと95年間も雷門は復元されることがなかったそうです。
そして昭和30年(66年前)にやっと鉄筋コンクリートの以前より頑丈(じょうぶ)な雷門が復活しました。
ーーーーこのあと雷神の波乱万丈の人生を紹介します。あの鬼のような形相(ぎょうそう)の秘密に迫ります。つづきをどうぞ
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