(浅草寺8)泡につつまれた幸せな味!
神様や仏様が宿る本堂前の参道は多くの木々に囲まれた神秘的な雰囲気を醸(かも)し出しています。それは日本の極一般的なお寺や神社の参道となります。
ところが東京にはそんな常識を打ち破るお寺の参道がありました。それが商売人でごった返す浅草寺(せいそうじ)の参道でした。
浅草に着いて一旦 雷門をくぐるとそこは海の中に飛び込んだかのような人の波にもまれます。そしてクロールや平泳ぎをするように人込みをかき分けながら前に進みます。
しばらくして息苦しくなって来ると どこから共なくおいしそうな匂いが次から次へと漂ってきます。そしてその参道の両端には和菓子屋や土産物店などの商店がずらりと並んでました。
〃せんべい〃や〃かりんとう〃そして〃きびだんご〃に〃あげだんご〃そこはまるでデパートの地下のようでした。またここは日本一古い商店街でもあります。
この商店街を兼(か)ねた参道の事を仲見世と言います。江戸時代(150~400年前)もともと仲見世は近所の住民に掃除してもらう目的で出店許可を出したのが始まりだとされてます。
それが今では東側に54店舗で西側に35店舗もある大きな商店街となりました。さらに日差しの強い7月から9月にかけては仲見世の天井に設置されたアーケードが閉まる様になってます。
その仲見世の上品なお店にお邪魔し〃ぜんざい〃をいただくことにしました。お椀に盛られたそのぜんざいには汁気はなく代わりにクリーム状になったドロドロの小豆が盛られてました。
さらにその下にはお粥のようにトロトロに煮込まれた半つき状態のお餅がありました。しかもそのトロトロのお餅は黄色く輝いていました。
それは浅草名物でもある柔らかくて優しい味の〃あわぜんざい〃でした。
ーーーーーーーーーーーこのあとも甘い幸せを味わいます。それはまるで甘い宝石の様でした。つづきをどうぞ
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