9バコ国立公園と テングザルに関する話題(クチン)
前回は動物園の人気者オラウータンを紹介しましたが今回はボルネオ島の人気の猿でボルネオ島の固有種でもあるテングザルを紹介します。
テングザルの特徴は なんといっても鼻の大きさにあります。中でもボス猿の鼻はかなり大きくなってます。
また太くて大きな鼻を持つオスのテングザルに対してメスの鼻は細くて尖がっています。体は小さく身長70センチに体重が たったの20キロとなってます。
そんなテングザルに出会える絶好の場所がボルネオ島 クチン郊外にあるバコ国立公園です。
<バコ国立公園に関するビデオ>
<クチン バコ国立公園>
バコは広大な敷地を誇る国立公園ですが森に道路が整備されていないため陸続きにもかかわらず船に乗って海から遠回りで行くしかありません。
園内には宿泊施設もあり多くの欧米人が観光で訪れてました。
そして忘れてはいけないのはテングザルには聞くも涙 語るも涙の暗い過去がありました。
大昔 テングザルの先祖は ほかの猿との生存競争に敗れ木の上のほうに追いやられてしまいました。
テングザルはエサの乏しい木の上で長年 暮らしていたせいで葉っぱしか食べられない体となってしまいました。
大量の葉っぱをお腹の中で分解しなければならないためテングザルの腹はビール腹のようになってしまいました。
そのビール腹の中には葉っぱを分解するための多くのバクテリアを飼っているそうです。
もし仮にテングザルが甘くておいしい果物を食べたらお腹の中でガスが発生し死んでしまうそうです。
さらに今でもテングザルはカニクイザルなど自分より身分の高い猿が来ると自らその場所を譲るそうです。テングザルの何とも悲しい物語でした。
<カニを食うカニクイザル>
ヒヨケザル2[/caption]
<滑空するヒヨケザルの映像>
シルバーリーフモンキー(オナガザル科) 赤ちゃんはオレンジ色の体毛 生まれてから3か月で灰色へと生え変わる クリイロリーフモンキーもいる
<滑空するとび蛇の映像>
<滑空するトビトカゲの映像>
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