10サクランボル(北)とニクサル(東)
シルクロード時代 サフランボルは商人たちの宿場町として利用されていた。
20世紀にはいると鉄道が開通し宿場町としてのサフランボルもその役割を終えた
イスラム教の影響が大きく女性は親族以外の人と顔を合わせることはほとんどない。
17~18世紀に造られた古い木造建築と古い石畳の床
中世ヨーロッパのような街並みが今も残っている
パエリヤ(スペイン料理)やブイヤベース(フランス料理)に使われる高級食材サフラン(黄色い花)が地名の由来となった。
昔は谷一面にサフランの花が咲いていた。
昔ほどではないが今でもサフランボルはサフランの産地である
サフランボルの歴史や文化を紹介する博物館
2007年 開館 石造りの重厚な建物
丘の上からは すり鉢状のサフランボルの町が見える
19世紀に建てられた古民家を一般開放している
伝統家屋をいくつか見学できる
ヨユックの古民家
ヨユックの共同洗濯小屋
ローマ時代(又は18世紀)に築かれた長さ100~200メートルの水道橋
水道橋の水は町のあちこちにある泉へと運ばれる
泉は町の有力者の寄付により建てられた。
町にある泉の数は100か所以上 今も人々の役に立っている
橋の上を歩くことが出来る
お風呂は木製のタンスの中にある
お風呂を使わないときは中に布団が入っている。
昔からある宿泊施設
1796年 この町の出身でイスタンブールで成功を収めた人物が建てたモスク
高級食材サフランは赤いめしべのところだけを使用する
お湯にサフランを浸して10分待つ 黄色いお茶が完成する
サフラン茶は この町特産のドライフルーツと一緒に頂く
げんこつ飴のような小さなお菓子
作り方はサフランから作ったロクムに
でんぷんに砂糖とナッツを入れ3時間ほど煮込む
遊牧民が定住していたという小さな町
10年前まで使われていたという共同の洗濯所
大きな石の上に洗濯物を置き棒でたたきながら洗濯をしていた。
急な石段を上った先には黒い龍が現れると言われる鍾乳洞もある
サフランボルには靴や革製品は昔からの特産品もある
メスと言う靴は靴の中にはく靴下のような靴
多くの年寄りが足を冷やさないようにとはいている。
さらに礼拝の時 直接足を洗わなくていいので便利
2012年 インジェカヤ水道橋 近くに造られた高さ80メートルのガラスのテラス テラスには喫茶店があり 一度に30人まで利用できる
テラスからはトカットル渓谷を望め眺めがいい
インジェカヤ水道橋 近くに整備された遊歩道
町の歴史は古く紀元前3000年にさかのぼる
古代から現代までの歴史と文化を紹介している
トルコ有数の鍾乳洞 全長6キロのうち400メートルが見学可能
昔は盗賊の隠れ家として利用されていた。
中は滑りやすいので注意が必要
ヒッタイトから続く長い歴史を持つ町
オスマン帝国時代に発展を遂げた
16世紀に建てられたモスク
原発予定地 黒海の近く
黒海の交易都市としてビザンチン帝国時代から栄えていた。
コンスタンチンノーブルから遠く離れていたためオスマンの攻撃を受けずに済んだ
1461年までキリスト教の国家として存在していた。
緑の丘の上に水を詰める工場があり きれいな水を各地に出荷している
土産物屋が軒を連ねる商店宿
メヴレーヴィー教団の修道場 館内には等身大の人形がありボタンを押すとぐるぐると回り出す。
洞窟内には340万年前に形成された全長680メートルの鍾乳洞がある
イェシル川沿いに建つ伝統家屋とアマスヤ城 山肌を削って作られた岩窟墳墓がある町
博物館には紀元前15世紀 ヒッタイト時代のブロンズ像や
13~14世紀のミイラを展示している
緑あふれる渓谷と山の斜面にへばりつくように建つ家々の風景が続く
ジョージア(グルジア)との国境に近い 国境を越えてお参りに来るジョージア人もいる
町全体を5.8キロの城壁に囲まれている。
町にはローマ時代に築かれた城壁が残っている
7世紀末 ペルシャやアラブ人に追われたクルド人がこの地に住み着いた。
現在は町の住民の ほとんどがクルド人
11世紀(990~1085年)ティグリス川にかけられた優美な橋
町全体を囲む5.8キロの城壁
189種の鳥が飛来する野鳥の楽園
クルド人にとって母なる川と呼ばれている
山で伐採した木材や羊毛を いかだ に乗せバクダッド(イラク)まで運んでいる。
ドゥバヤズットはアララト山の玄関口となる
町には女性の姿が少ない
扇形の包丁(トルコミートミンシングナイフ)で肉をミンチにする
唐辛子や野菜を入れハンバーグのように団子に丸める
串に均等にからめる 均等にまかなければ焼いている最中に肉が崩れ落ちる
薄パンに焼けた肉を乗せて食べる
キョフテはハンバーグの元となった料理
宴会が終わりかけた その時やっとメイン料理が音楽とともにやってきた。
鉄桶の中には牛のひき肉とスパイス野菜類をこねる
専門の職人が客前で30分以上こね続ける
軽快な音楽に合わせ こねる こねる
宴会は お開きの直前で最大の盛り上がりを見せた。
細かくちぎった団子状のミンチを天井めがけて投げつける
天井に投げつけたミンチ状の団子が粘り気で天井にくっ付き下に落ちてこなければ完成
練りあがったミンチは生のレタスやきゅーりにつけていただく
トルコで最も辛い料理の一つ
<目次>
1カッパドキア1(奇岩群+渓谷&女性ミイラ)
2カッパドキア2(地下都市&住居ホテル+陶器)
3カッパドキア3(岩窟教会+壁画&鳩の飼育)
4カッパドキア4(地下ワイナリー&カイセリ+エルジェス山)
5アンカラ(アナトリア高原 トゥズ湖)
6コンヤ(チャタルホユック遺跡)
7アララト山とクルド人問題
8ネムルト山と周辺の遺跡(トルコ東部)
9トラブゾン(スメラ修道院)ボアズカレとエディルネ
10サクランボル(北)とニクサル(東)
11トルコ南部の名所(クズカレスィ カシュ タシュカレ)
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