6コンヤ(チャタルホユック遺跡)<
首都アンカラから3時間ほどのところにある
紀元前300年ころコンヤに初めて人が住み始めた 。
11世紀から13世紀にかけてセルジュク朝(中央アジア系民族)の首都として栄えた
1077年 セルジューク朝は都をイズミックからコンヤへ移す
13世紀 ジェラーレッディン ルーミーが起こしたトルコ独自の宗教
イスラム教を深く追求した結果 生まれた宗教
メヴレヴィー教はメブレリー教団が主体となる
大きなスカートをはいてグルグルと円を描くように踊るのが特徴
死を意味する黒い服を脱ぎ捨て白い服を着て回り続ける儀式
自らを〃惑星の一つ〃とイメージしながら回り続ける
1925年 新国家のトルコは政教分離政策を実行
そのためメブラーナ教も一時 活動を禁止された。
館内は入場無料 セマーの舞は毎日はやっていないので観光案内所で確認する必要がある
棺の上に置かれた渦巻状のターバンが彼の偉大さを表している。
箱の中にはムハンマドのアゴヒゲが保存されている
ガラスケースの中に入った小さな箱の中に入れられているが箱の中身は見えない
セルジューク朝時代の美しい彫刻を展示
コンヤを代表する美しい建築物
13世紀に建てられた神学校を改築した建物
器や陶器セラミックなどを展示している
石棺にはヘラクレスの12の功績をたたえたレリーフが施されている
コンヤ空港の近くにある
ベルギーの日本庭園をしのぐヨーロッパ一大規模な日本庭園
1211年に建てられたセルジック朝風のモスク
モスクの内部はギリシャやローマから集められた石材を使用している
13世紀に建てられた校舎 現在はタイル博物館として利用されている
第1次大戦のときコンヤに侵攻したイタリア兵はタイルだけ持ち去り撤退した。
12世紀に建てられた 当時はルームセルジュク朝がこの辺りを統治していた。
ドーム状の傘のようなものは遺跡保護の為 後から取り付けられた
巡礼客でにぎわった宿場町があった場所
ビザンツ時代には60近い教会が建てられた。
内部のドーム屋根が美しい
327年 ビザンツ皇帝コンスティアノスの母ヘレナによって建てられた教会
内部には美しいイコンが飾られている
紀元前4世紀に築かれた遺跡
8月 トマトの収穫が行われる
今から約200年前トルコで好んでトマトが食べられるようになった
アナトリア最古の集落跡
9500年前~9千年前の人々の生活が分かる住宅跡遺跡が残っている
この辺りで農耕を始めたばかりの世界最古の農耕集落跡
室内の遺跡は体育館ほどの広さを持っている
10万平方の土地に2000個の家が密集していた。
最盛期には8000人が暮らしていた
居間には かまどの周りから小麦と農機具が発見されている
9千年前の小麦の化石も残っている
穀物に水を混ぜて食べていたころもわかっている
9000年前の住居跡遺跡 8000人が暮らしていた。
アナトリア文明博物館(アンカラ)にはチャタルホユック遺跡の家の中を復元した模型が展示されている
身を守るため玄関は2階に造られていた。
家の出入りには梯子を使っていた。
壁には赤い塗料で動物の絵が描かれていた。
遺体を埋葬した穴も発見されている
家の寿命は60~90年くらいだったと考えられている
また昔の人は よく猛獣に襲われていた。
そこで住居を2階に造り梯子で出入りするなどし猛獣対策を行っていた。
世界7か国の専門家が集まり発掘調査が行われている
また50体以上の女神像も発掘されている
女神像のほとんどが首都アンカラの博物館に保存されている
豊穣(ほうじょう)の願いを込めて作られた女神像は どれも ぽっちゃりと太っている(必ずしも当時の女性がみんな太っていたわけではない)
一つの体に2つの頭を持つ像は双子の像
地母神も豊穣の女神 椅子に座り出産している様子 股の間には赤ちゃんの頭が見える
かつて商人の有力者の宿泊施設だった 建物は高い壁に囲まれている
建物の入り口は一か所のみ
トルコ国内には こういったサライが100か所ほど残っている
しかしほとんどが廃墟となっている
人口1200人程度
カッパドキアから100キロ郊外にある 観光客はほとんど訪れない場所
村の特産はカボチャとブドウ
ただこの地方ではカボチャは種しか食べない
種をピーナッツのように炒って食べる
カッパドキア同様の洞窟住居がある
壁にはスプーンで削ったような跡が残っている
羊を多く飼った遊牧民が暮らす村
羊は暑さに弱いため夕方から朝にかけて放牧する
牧羊犬に中央アジア原産のカンガル犬を使用
耳はオオカミにかまれないよう予め切っておく
急所となる首にはとげの付いた鉄の首輪をする
カルガル犬が立ち上がれば人の背丈ほどある大型犬
車を引っ張るだけの力を持っている
<目次>
1カッパドキア1(奇岩群+渓谷&女性ミイラ)
2カッパドキア2(地下都市&住居ホテル+陶器)
3カッパドキア3(岩窟教会+壁画&鳩の飼育)
4カッパドキア4(地下ワイナリー&カイセリ+エルジェス山)
5アンカラ(アナトリア高原 トゥズ湖)
6コンヤ(チャタルホユック遺跡)
7アララト山とクルド人問題
8ネムルト山と周辺の遺跡(トルコ東部)
9トラブゾン(スメラ修道院)ボアズカレとエディルネ
10サクランボル(北)とニクサル(東)
11トルコ南部の名所(クズカレスィ カシュ タシュカレ)
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