9トラブゾン(スメラ修道院)ボアズカレとエディルネ
町の歴史は紀元前8世紀のギリシャ統治の頃にさかのぼる
ジョージアやアゼルバイジャンから買い物客が訪れる
中にはロシアのチェチェンから来る人もいる
トルコの東北部、黒海沿いのトラブゾン県の渓谷にある僧院で高さ1300メートルの断崖絶壁に貼りすくようにして建てられている
4世紀ごろ建設が始まり その後規模を拡大
6世紀のビザンツ時代に創建された修道院
昔は100人ほどの修道士が暮らしていた
1世紀 聖ルカが書いたとされる世界最古のマリアのイコンが残っている
現在ある6階建て全72室の建物は14世紀に建てられたもの
岩壁に残るフレスコ画が美しい 壁には多くの落書きがされているが古いものは200年前に書かれた落書きもある
修道院からの景色もいい
現在の建物は東方正教の教会として13世紀に完成したもの
現在はトルコ政府による修復工事が行われている
そのイコンの下をくぐれば幸せになれるとされている
5世紀に建てられたモスク
丘の上から町を一望できる
チャイの産地
日本の少女漫画(天は赤い河のほとり)の舞台にもなった
病院を改装した博物館 ヒッタイト時代の出土品を展示している
文字の書かれた刀 そこには大王ドゥドゥハリヤがアスワ国を打ち負かした際この剣を暴風神に捧げたと書かれている
ヒッタイト フレギア ヘレニズムと3つの地層からなる遺跡
ヒッタイト時代の印鑑が見つかっている
現在 民家が多くたっているところに かつては城塞が建っていた
川沿いにはオスマン時代に建てられた木造建築が残っている
伝統民家を展示した博物館 19世紀から20世紀の人々の暮らしを展示している
この地方はリンゴの栽培が盛ん
トルコ東部 ギリシャ ブルガリアの国教近く
町は古代ローマ帝国皇帝 ハドリアヌスが築いた ハドリアのポリスとも呼ばれていた
その後 オスマン第2の宮廷が置かれた場所
のちにイスランブールが首都となった あとも重要な拠点であった
年に1回開かれる オイルレスリングはエルディルの名物祭り
トルコ東部 エディルネ の伝統行事
年1回行われる全国大会
この大会でトルコで最も強い男が決まる
トルコ相撲(ヤールケレシ) トルコの国技でもある
クスペット(革製のズボン)にエキストラバージンオイルを塗って戦う
600年の歴史がある伝統のスポーツ
ルールは相手を投げ相手の背中が地面につければ一本勝ち
又は相手を持ち上げ3歩 歩いた時も一本勝ちとなる
ポイント制でもある 大会には1800人が参加し大統領も大会を見に来る
世界最古の格闘技でもある
マケドニア塔ともいう
オスマントルコ時代の名建築家
1574年 オスマン帝国 スルタンの命により建てられたモスク
直径31.5メートルのドーム屋根(アヤソフィアより少しだけ大きい ほぼ同じ)
内装にはイズミック産のタイルを使用している
またイズミックは焼き物が有名
1447年 ムラト2世が建てたモスク
1488年に建てられた病院や学校が入った複合施設
中には世界最古の医療博物館がある
音楽療法を取り入れた治療を行っていた
国境地帯を流れるメリチ川に架かる橋
かつてはシルクロードの要所として栄えていた
エルズルムとはローマ人と言う意味
ローマ帝国が使用していた城壁も残っている
かつてはキリスト教徒が大半を占めた時代もあったが
今は町に多くのモスクが建っている
とりわけセルジューク朝(中央アジア系民族)時代の建物が多い
また標高1853メートルの高地にあるため積雪は多く冬はマイナス40度になる
12月初旬ごろからスキーが楽しめる
シルクロード時代に建てられた歴史的建造物
当時はキャラバンサライと言う大きな宿だった
今は中に宝石店が入っている
1310年 イルハーン朝時代に建てられた 現在は民俗博物館として利用されている
セルジューク朝(中央アジア系民族)時代に造られたミナーレ(塔)
神学校内の装飾品(レリーフ 碑文等)は1829年 ロシアに占領された際 ロシアに持ち去られてしまった
馬に乗ったトルコ伝統のスポーツ 1000年の歴史がある
騎手が木の棒を投げ敵に命中すれば得点になる
モンゴルから来た遊牧民の戦争からヒントを得て出来た競技
もともと棒の先には槍が付いていた
馬に乗った遊牧民がローマ帝国に勝利した事でトルコ(主に中東地域)にイスラム教が広まった。
ジリットはトルコの中でもエルズルムで最も盛んに行われている競技
石の加工で有名な川沿いの町 エルズルムから約120キロ郊外にある
ウラルトゥ時代に築かれた岩城 バスの発着場 すぐのところに建っている
アララト山へ向かう途中にある
イランとアルメニアと国境を接している為 トルコ軍の重要な基地が置かれている
17世紀 オスマン統治の元 クルド人が99年の歳月をかけ完成させた宮殿
入口の門にはオスマン ペルシャ アルメニアのレリーフがある
広大な敷地にはモスク ハーレム 入浴所など366の部屋が作られた。
中にはでは毎晩 豪華な宴会が開かれていた。
オスマン時代 スルタンに忠誠を使えば異民族であっても宗教の自由と一定の自治を認められていた。
牧畜と農業で生計を立てる人の多い クルド人の村
人口600人の小さな村
ローマ時代の泉 今も炊事 洗濯に使われている
泉の奥にはローマ時代の浴場跡もある
<目次>
1カッパドキア1(奇岩群+渓谷&女性ミイラ)
2カッパドキア2(地下都市&住居ホテル+陶器)
3カッパドキア3(岩窟教会+壁画&鳩の飼育)
4カッパドキア4(地下ワイナリー&カイセリ+エルジェス山)
5アンカラ(アナトリア高原 トゥズ湖)
6コンヤ(チャタルホユック遺跡)
7アララト山とクルド人問題
8ネムルト山と周辺の遺跡(トルコ東部)
9トラブゾン(スメラ修道院)ボアズカレとエディルネ
10サクランボル(北)とニクサル(東)
11トルコ南部の名所(クズカレスィ カシュ タシュカレ)
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