横須賀発カレーの歴史1船の中で黄金に光り輝く〃御馳走〃を発見!!
地平線の遥か彼方まで青い空と青い海が広がる太平洋の海へとやって来ました。天気も良く穏やかな海ですが しかし今回はいつもの優雅な船旅とはちょっと雰囲気が違うようでした。
黒く〃ずっしり〃と重い船には どことなく〃ピリピリ〃と張り詰めた重い空気が流れてました。それもそのはずそこは なんとあの横須賀の海上自衛隊の船の中でした。
自衛隊員たちは目を皿のようにして海を見張ってました。すると なんと一人の自衛隊員が如何(いかが)わしい不審船を発見しました。
すると船の中は一気に慌(あわ)ただしくなりました。隊員たちは手に細長い銃をもって慌ただしく駆け出して来ました。
そして あわや銃撃戦かと思いきや なんと隊員たちが手に持っていたのは銃ではなく船をこぐオールでした。
まさかこんな海のど真ん中でカヌー大会でも開くのかと思ったらそうでもないようでした。手にオールを持った隊員たちは そのまま船の中の調理室へと入って行きました。
しばらくすると調理室から白い湯気と一緒に玉ねぎとニンジンが〃ぐつぐつ〃と煮える甘くて美味しい匂いが漂って来ました。そこでちょっと調理場を覗いてみる事にしました。
するとそこでは先程の隊員たちが船のオールの様な長細い子爵(ししゃく)を使って一生懸命〃ぐつぐつ〃と煮える大鍋の中をかき混ぜていました。
待つこと数十分 今度は今まで白かった湯気が黄色くなって来きました。そして何となく鍋からエキゾティックなインドの匂いがして来ました。
さらに待つこと数分どうやら〃御馳走〃が完成したようでした。
テーブルでは白い平皿に〃ほっかほっか〃のご飯が盛られ さらにその上から黄金色に光り輝く美味しそうなタレがかけてました。
そうですその黄金の御馳走とは日本人の国民食でもあるカレーライスでした。しかもそのカレーは なんとあの横須賀海軍カレーと言う特別なカレーでした。
ーーーーこのあとカレーの故郷インドを訪ねます。しかしそこにはインドになくてはならない物がありませんでした。
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