横須賀発カレーの歴史20 往年のヒット作!ハウスバーモンドカレー!!
食品加工会社の大手でもある〃ハウス食品〃の工場へとやって来ました。
工場内は衛生管理が徹底されているため もちろん普段着での入場は出来ません。まず頭をすっぽり覆うタイプのレインコートを着用します。
さらに体中に掃除機をかけた後 天井から壁に至るまで突風が吹く小さな部屋に入ります。そこで徹底的にチリや埃(ほこり)を取り除きやっと入場することが出来ます。
工場内の通路をしばらく歩くとその先に銀色に光り輝く大きな鉄製の樽(たる)が見えて来ました。そこでは作業員が梯子(はしご)を使い樽の上に上ります。
そして足元の蓋(ふた)を開けると〃すぅ~〃甘いカレーの匂いがして来ました。そのときカレーは大きな樽の中で〃ぐるぐる〃と渦を巻きながら美味しく煮込まれていました。
様々な具の入った樽の中のカレーは30種類以上のスパイスが入れられ高温で1時間半じっくり煮込まれて行きます。また工場では一日に なんと500万食のルーが作られているそうです。
しばらくすると作業員が樽の中に甘いハチミツとリンゴジュースを投入しました。そうですその樽の中で作られていたのはハウス食品のヒット作ハウスバーモンドカレーでした。
バーモンドカレーのバーモンドとはアメリカバーモンド州の事だそうです。
今から約50年前アメリカバーモンド州のリンゴ酢とハチミツを使った民間療法(みんかんりょうほう)が日本で流行ったそうです。
その健康法がきっかけとなりハウスバーモンドカレーが生まれたのでした。
その後アメリカのその健康法はいつの間にか人々から忘れられるようになりますがバーモンドカレーだけは販売から50年経った今でも人気の商品となってます。
その売り上げ なんと50年間で累計700億個だそうです。もちろん日本一の売上高となります。
ハウスバーモンドカレーは子供用に甘口に作った事が長年 国民に愛されるヒット商品に繋がった様でした。
ーーーーこのあと包丁を持ったことのない人でも簡単に作れる画期的なカレーが登場します。
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