横須賀発カレーの歴史4 薬剤師も〃おったまげ〃のインドの良く出来たお嫁さん!!
インドの新婚〃ほやほや〃のご夫婦のお宅にお邪魔しました。そこで若いお嫁さんが用意したのは沢山の小皿に赤や黄色の様々な色から成る絵の具でした。
これからお絵かきでもするのかな思ったらそうじゃありませんでした。実は間もなく午前中の仕事を終えた旦那さんが昼食を食べに帰って来る時間でした。
そこでお嫁さんはその色とりどりの絵の具ではなく化粧品を使って〃おめかし〃をするところでした。またその鮮やかな色から成る化粧品はインドでは一般的な嫁入り道具だそうです。
そしてお嫁さんは大きな鏡に向かってお化粧をするのかと思いきや化粧品を持ってそのまま台所へと向かいました。
しばらくすると台所から黄色や赤のエスニック料理の美味しそうな匂いがして来ました。
そうですそのときお嫁さんはお化粧ではなくインドの煮込み料理(※カレー)を作っていたのでした。
そして先程の様々な色から成る嫁入り道具は化粧品ではなく香辛料(※スパイス)でした。さらに様々な色から成る煮込み料理は一種類だけではなく4~5種類ありました。
またインドの煮込み料理には香辛料の微妙な調合により薬にもなるそうです。
例えば黄色のカレーは腰痛持ちのおばあちゃん橙(だいだい)色のカレーは肩こりのおじいちゃんと言った感じでした。
まさに香辛料の調合を知り尽くしたインドのお嫁さんは立派な薬剤師と言ったところでした。もちろん香辛料の調合には長年受け継がれて来た伝統と優れた勘(かん)が必要です。
しかしそんな知識がなくても気軽に使える便利な香辛料がイギリス人が発明したカレー粉と言う事でした。
1784年(232年前)には もう既にロンドンでカレー粉が売られていたそうです。
ーーーーこのあと200年以上前イギリスで作られていたカレーを見に行きます。
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