(中堅ハチ公10) 夢にまで見た再会の日!
初代ハチ公像が完成したころハチはもう既に10歳を超えていました。犬の10歳は人間で言うところの70歳を超えたあたりだそうです。
さらにハチが人気者になって以降ハチは渋谷駅の構内に寝泊りする事を許されていたようでした。
そのためハチはわざわざ自宅に戻らなくても駅舎から直接 改札に通えるようになりました。
そして駅員の中からハチ担当の世話役が選ばれハチの面倒を見る事になりました。そしてその世話係は毎日ハチの状況を日記につける事を義務つけられてました。
そんなある日ハチが急病で倒れてしまいます。しかし急きょ呼ばれた獣医の適切な処置のおかげで何とか一命を取り留める事が出来ました。
そしてその時の獣医さんも全世界的に有名な犬〃ハチ〃の診察が出来てとても満足のようでした。治療が終わった後 獣医さんはハチとの記念撮影を撮りました。
さらにその後も獣医さんはハチの治療のために何度も渋谷駅を通ったそうです。そしてハチの病状は随時新聞で報じられ全国から応援の手紙が寄せられたそうです。
そしてついにハチとって運命の時がやって来ます。それはまだ人々が寝静まっている夜中の事でした。
どこからともなく聞こえてきた声に引き寄せられるかのように その時ハチは渋谷周辺の夜道をさまよってました。しかしそれはハチにとって遠い世界へと旅立つ時でもありました。
そしてハチはついに力尽きその場に倒れこんでしまいます。そのときハチは天国から迎えに来た上野先生と約9年ぶりの再会を果たしたのでした。
その日の朝6時 渋谷川に架かる稲荷橋付近で冷たくなったハチの遺体が発見されます。そこは駅の裏側で普段ハチが通らなかった場所だったそうです。
ーーーこのあと渋谷でハチの大きな葬儀が行われたのち遺体は科学博物館へと運ばれます。つづきをどうぞ
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