(中堅ハチ公15) 微(かす)かに見えた希望の光!
テスト
戦争で多くの人と財産を失った日本でしたが そのとき日本人は長いトンネルを抜ける時のように前方から微(かす)かな光が見えてきました。
その希望の光こそあの渋谷駅の新ハチ公像の復活でした。それは渋谷駅にハチ公像が消えてから4年 そして終戦(敗戦)からちょうど3年が経った1948年8月15日の事でした。
渋谷駅には以前より穏やかな表情をした新ハチ公像の姿がありました。
さらに以前よりも台座をうんと低くなり誰でもハチ(銅像)に触れられるようになりました。
出来上がった新ハチ公像は何となくデコボコとした感じが 秋田のきりたんぽ のようにも見えました。
そして新ハチ公像の除幕式には当時 日本を占領していた連合国軍(主にアメリカ)の兵隊さんも多く参列し新しい銅像に大絶賛したそうです。
実はハチの事は海外メディアでも取り上げられ そのためアメリカ人の兵隊さんも生前のハチ公の事をよく知っていたそうです。
さらに多くの障害者に希望を与えたアメリカ人のヘレンケラーも来日し新ハチ公像に触れたそうです。ヘレンケラーはその昔 実際にハチとの対面をしたこともあるそうです。
そして新ハチ公像が復活した事で渋谷の町も昔のような楽しい町に少しずつ変わっていったそうです。
その後 68年間そのハチ公像は渋谷の町を見守り続けることとなります。そしてハチ公像は多くの人に大きな影響を与える事となります。
青山霊園には上野先生と先生の妻(八重子)のお墓そしてそのすぐ隣に あのハチのお墓があります。そこでハチは今でも大好きな上野先生と一緒に永遠の眠りに就いているのでした。
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