(中堅ハチ公 6) 野犬に左耳をやられる
テスト
砂漠のラクダも うなるような暑い夏の日の事です。鎖でつながれた飼い犬がぐったりとしながら羨(うらや)ましそうに民家の窓を見つめてました。
その窓辺で涼しそうに横になっているのは同じく人に飼われているペットの猫でした。
すると今度は鎖でつながれた犬が後ろを振り返り犬小屋を見ながら嫌そうな顔をしてこう言いました。
〃俺の小屋には入ってくる風があっても抜けていく風がないんだよな~~〃と…結局 犬小屋は暑くてたまらないと言う事を言いたかったのでしょう
それはテレビでやってた窓のコマーシャルですけど 熱いに日に鎖につながれたとっても気の毒な犬でした。
ところで日本の飼い犬はいつから鎖でつながれるようになってしまったのでしょうか?
その昔 ハチ公が鎖でつながれていなかった事から 日本でも飼い犬を鎖でつなぐ習慣はなかったのかもしれません。
さて昭和初期(約80年前)のハチはと言うと菊次郎に飼われるようになってからも いつの日かきっと上野先生に会えると信じて毎日 欠かさず渋谷駅に通っていたようです。
しかも雨の日も風の日も毎日2回 通っていたそうです。そのため雨に濡れたハチは重度の皮膚病になってしまい菊次郎の娘さんが豆腐のにがりでハチの体を洗ってあげていたそうです。
そんなある日ハチは野良犬に耳を噛まれ耳の軟骨が砕けてしまい秋田犬自慢のまっすぐに立っていた左耳が垂れ下がってしまいました。
さらにそのあとハチに命にかかわる危険が襲って来るのでした。
ーーーーーこのあとハチに絶対絶命の大ピンチが訪れます。つづきをどうぞ
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