(花やしき4)最新の絶叫マシーンもありますよ
花やしきに入園すると向こうの方から白黒の奇妙な物体が地面を這うようして近づいてきました。それは何とも哀れな顔をしたパンダカーでした。
その垂れ下がった黒い目は顔から落ちそうになってました。しかも鼻からは鼻血が出てました。さらにその隣のクワガタカーは日本語を話すことが出来ます。
クワガタが後ろへ下がるとき〃バックします〃とのトラックと同じ女性のアナウンスが流れます。
そして園内には水なし水族館まであります。海岸から持ち出したその大きな岩礁にはイカやタコそして魚が生き生きとした姿で描かれてます
さて花やしきの売店にやって来ました。そこには背中から頭にかけて大量の木材を担いだゆがんだ顔をしたおじいちゃんの人形がありました。
そのおじいちゃんは大きく背中を丸め屈(かが)んだ姿勢で背中に積んだ木材を顔をしかめながら食べてました。実はその木材はフライドポテトだそうです。
しかしそのポテトは固そうでちっともおいしそうには見えませんでした。しかもその売店にはマリファナドリンクと言う怪しい飲み物まであるそうです。
花やしきは戦後しばらくの間 公園のように使ってもらおうと入場料を取らなかったそうです。しかし次第に不良の溜まり場となり警察から注意を受ける事になります。
そして今から30年前 入場料を徴収するようになります。それでも客足は途絶える事なくむしろ不良がいなくなった事で前より来客が増えたそうです。
さらに近年 花やしきではスペースマシーン(垂直型絶叫マシーン)やDISK-O(円盤型コースター)などの今までになかった近代的な乗り物も流行っているそうです。
しかし花好きの僕としては花やしきは大変 惜しいことをしたと思います。
もし仮に花やしきが160年間ずっと花の植物園を続けていればきっと今頃 東京は花で満たされた花の楽園になっていたようなそんな気がします。
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