野口英世(福島)11 英世!まさかの大失敗!!
1923年(93年前)この物語の中で初登場となる英世の父 佐代助(さよすけ)が亡くなります。母シカの死から5年後の事でした。
野口英世の伝記の中では佐代助は酒飲みで怠け者であるため野口家の貧困に拍車をかけた人物として紹介されているそうです。
しかし実際は人好きで好印象な人物であったと言われてます。また佐代助(父)も英世(息子)と同じように謝金が多かったと言われてます。
そのため英世の巧妙な話術で人からお金を集めるのが上手だった才能は父から受け継がれているとも言われてます。
しかし当時 父 佐代助の訃報が遠くアメリカまで伝えられたかどうかは不明です。そのアメリカでは英世の黄熱病研究に疑問の声があがっていました。
なぜならそれは英世の黄熱病ワクチンがアフリカでは全く聞かなかったからでした。
さらに1927年(89年前)ロックフェラー(英世の会社)に所属する博士がガーナで黄熱病にかかり亡くなってしまいます。
博士がなくなったのと同じ年 英世は大きな決断をしました。そしてついに英世は妻メリーの大反対を押し切り最後の決戦地アフリカのガーナへと足を踏み入れました
するといつものように膨大な標本を作って顕微鏡をのぞき続けました。そのとき英世はアフリカには南米と違う病原菌があるはずだとそう信じてこんでいました。
そしてガーナ到着から4か月後 ついに黄熱の病原菌らしき幻の微生物を発見します。しかしその読みは大きく外れてしまう事になります。
そのことを知らない英世はそれでもなお自分が見つけた微生物が黄熱病の病原菌と信じ それを証明のために前にもまして研究に精を出し無理を重ねました。
結局その行為が取り返しのつかない命取りとなってしまうのでした。
ーーーーーこのあとアフリカ ガーナの大きな太陽が沈むようにして英世の最後の日がやって来ます。 つづきをどうぞ
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