17クリスマス島のアカガニの大群2
クリスマス島名物の赤ガニの大移動も3日目に入りました。そこで赤ガニたちにとって大きな壁となる難関がやって来ました。
それは300年ほど前 島の北部に人々が住み着いた事によりできた水道管や金網などの障害物でした。
何千万年も前から この島に住み続けている赤ガニにとって300年の歳月は まだ最近の出来事となります。
さらに自動車や自転車に歩く人の下敷きとなり多くの赤ガニが命を落とします。粉々に砕けた赤ガニは なんとほかの赤ガニのエサとなってました。
普段は植物しか口にしないクリスマス島の赤ガニですが この時ばかりは仲間の死も無駄なく利用することで自らの栄養とします。
交尾に意気込むオスがメスよりも先に浜辺に着きます。オスは穴を掘り交尾に快適な場所を作ります。この時 穴を掘る場所を巡ってオス同士の喧嘩が始まります。
やがてメスも海辺に到着し一斉に交尾が行われます。
交尾は30分間も続きます。交尾を終えたオスたちは一足早く森へと帰っていきます。
海の潮が満ちたとき卵をいっぱい抱えたメスガニが万歳をするように両ハサミを挙げ腰を一生懸命降って下腹部についた卵を海水に向かって振り落とします。
海に産み落とされた卵は子ガニとなり何度も脱皮を繰り返したのち今度は海から森へと移動します。
子ガニは生まれながらに低いところから高いところへ移動する習慣を持っているため自然と森にたどり着けます。
数年前 インドネシアに行ったときついでにクリスマス島へ行こうと計画を立てたのですが予算オーバーで行く事が出来ませんでした。
クリスマス島はオーストラリアの領土とあってかなり物価が高いようです。ただ僕の友達のインドネシア人は島はオーストラリア人にとられたと怒ってました。
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16クリスマス島のアカガニの大群1
17クリスマス島のアカガニの大群2
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