4ラマレラ(モリ打ち名人フェニックスさんに会う)
クジラ漁で最も重要な役目を果たすのはモリ打ちですが そのモリ打ち名人の事を通称ラマファと言います。
ラマファはこの世に18人しかいません。数年前 僕はそのラマファのうちの一人でもあるフェニックスさんに合いに行ったことがあります。
残念ながら通訳がいなかったので会話は成立しませんでしたがフェニックスさん主演の日本でやってたテレビ番組を見てもらう事が出来ました。
番組ではモリ打ちの難しさを紹介してました。モリはクジラの急所でもある心臓めがけて放たなければなりません。
そのためモリ打ちの際クジラに接近しなければモリはうまく打てません。
しかし 逆に近づきすぎるとクジラの尾びれに叩きつけられ船ごと木っ端みじんとなってしまいます。
さらにモリを撃ち込んだ際 肩の骨を砕くケガをすることもよくあるそうです。
そのためラマファ(※勇敢な漁師の称号)はやっとクジラを発見しても そのプレッシャからかモリ打ちをためらってしまいます。
するとクジラは大きくしっぽを持ち上げ海中深くへと潜り込んでしまいます。クジラの肺は大きく一回潜ってしまうと90分は上がってこないそうです。
しかも漁師の話では十数年前 クジラに打ち込んだモリが抜けなくなり何日間も海をさまよい多数の死者を出した大惨事も起きているそうです。
白人が行う捕鯨は捕獲の際 ライフル銃などの火薬を使うのが一般的ですが ラマレラの漁師は常に伝統を守り続けています。
時代は変わっても いつまでもこの伝統を守り続けて行ってもらいたいです。
5月29日①レンバタ島ラマレラでクジラ漁の もり打ち名人フェニクスさんに合う 漁の様子
5月29日②レンバタ島ラマレラ フェニクスさんの息子から頂いた鯨の解体の写真
5月30日レンバタ島レウォレバ荒れた山道をバイクで登り途中で引き返すインスタント麺たらふく食べる
1ラマレラ捕鯨(それは漁師が乗った船より
はるかに大きな獲物でした。)
2クジラの解体(地面を切り裂くように行われる)
3ラマレラ(海の幸と山の幸との物々交換)
4ラマレラ(モリ打ち名人フェニックスさんに会う)
5コモドドラゴン(恐竜の生き残りと言われる生物)
6コモドドラゴンの生態について
(全長3メートル 体重 100キロの巨大トカゲ)
7コモドドラゴンの狩り
(唾液に強力な毒を持つ最強の殺し屋!)
8コモドドラゴン(こんな親は絶対に嫌だ!)
9スンバ島(怪我人続出の本格的な騎馬戦)
10スンバワ島(世界中に被害を及ぼした
100年前の大噴火!)
11スンバワ島(火傷必見!火の玉サッカーほか)
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