5 紀元前9世紀 ニムルド遺跡(アッシリアの守護神他)
紀元前879年 シュメール人国家の滅亡から1000年以上がたっていた
メソポタミア北部(現イラク北部)では シュメール文化を受け継いでいたアッシリアが軍事上の理由で首都を北部のアッシュールから南部のニムルドへと移動した
そのニムルド遺跡は19世紀から150年間以上 続けて発掘調査が行われている アッシリア王妃の墓からは 多数の宝が出土した
ニムルドは世界最初の彫刻で飾られた街だった イギリスの大英博物館に その当時の様子が展示されている
1845年からニムルド遺跡の発掘を行っていたイギリス人がニムルドの町の想像図を描いた。
イギリス大英博物館の館内に展示されているものは色が剥がれ落ちてしまっているが当時は色鮮やかな塗装がされていた
紀元前9世紀 古代アッシリア遺跡 IS(通称イスラム国)のに破壊された遺跡
IS(イスラム国)がハンマーや爆弾を使い 人類の貴重な遺産でもある遺跡を破壊していった
(コルサバト Khorsabad イラク北部)ゴルサバードは もともと小さな集落に過ぎなかった
アッシリア王 サルゴン2世が紀元前8世紀に建てた神殿などが残っている
サルゴン2世が遠征中戦死するとゴルサバードも衰退し未完成のまま放置された
古代オリエントにおいて絶対的な権力を握っていたサルゴン2世によって建てられた
守護神像はサルゴン2世の墓で見つかった 今はイギリスの大英博物館に展示されている 高さは4メートルもある
アッシリアでは門や扉は魔物が入るところとされてきた そこで門のところに守護神となる巨像が建てられた
守護神の顔は人だが頭には冠をかぶり背中には羽をはやし 5本の足は馬のようにできている
馬の足は正面から見れば立ち止まって見えるが横から見ると歩いているように見える
足元のところには護兵が退屈し伸びに遊ぶボードゲームのマス目が彫られている
紀元前9世紀頃 アッシリア人の女性は一生のうち一度はイシュタル神殿へ行きお見合いのような儀式を行ったとされている
現在 メソポタミア遺跡からの出土品は イギリス 大英博物館やイラク博物館で見られる
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