7 紀元前7世紀 バベルの塔とイシュタル門(新バビロニア帝国)
新バビロニア王国はオリエント世界の中心となって栄えていた
王メブカドメザルはシュメール文明を継承した そこには多くのギリシャ人も訪れシュメール語の研究が行われた
そのころバベルの塔からなるオリエント最大の都が築かれた
新バビロニア帝国は その後もネブカドネザル2世により西アジアにまで勢力を伸ばし繁栄する ユダ王国(現イスラエル)も制圧する
バビロンの空中庭園やイシュタル門や 天然アスファルトで出来た行列道路 も そのころに作られた
(宮殿内のライオン像)ライオン像は隣国ヨルダンから運ばれたもの 粘土で出来ている
王宮の煉瓦には小さな文字や動物の絵が描かれていた
バビロニア時代には多くの兵隊がこの宮殿内で暮らしていた
宮殿内には間口50メートルの部屋に王の謁見の間や玉座も置かれていた
空中庭園は建物の屋上に建てられた
紀元前7世紀の末から6世紀中ごろにかけて栄えた新バビロニア王国の遺跡
高さ14メートル 門には神話上の動物が描かれている
門は19世紀 ドイツの探検隊によって持ち去られた 本物はドイツベルリンの博物館にある
イラクにあるものは2004年に原寸大の大きさで復元されたもの
(ウル) 第3の王朝 ジェクラト神殿も土台と壁が わずかに残っているのみ
イナンナはウルクの守護神 そのイナンンナの神殿がウルクに残っている
イナンナ神殿は紀元前6世紀頃 新バビロニアの王によって建てられた
イルガル神殿 青いレンガがある所から 青い神殿とも言われている
これらの遺跡はウルクの最盛期に作られた
(新バビロニア 南の王宮)ユーフラテス川の洪水で一階部分は すっぽりと地面に埋まってしまった
そのためアーチ門の天井部分がかすかに見える程度
1978年からイラク政府により修復工事が行われた 煉瓦の修復にアスファルトを使用したため建物の下の部分は黒ずんでいる
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