5世界遺産タムガリの岩絵
ーーーーータムガリ アルマトイ郊外 東南 約160~180キロのところ)
世界遺産の岩絵 3500年前 大平原の岩に掘られた岩絵
過去に さまざまな人種の遊牧民が岩に絵を残していった
チンギスハーンなど遊牧の英雄も この大地の岩に絵を残していった
クムガンと言う石の墓 いくつもの切り出した岩で作られたお墓
井戸のような棺
遺体は横向きに足や手を曲げ体を折りたたむようにして納められていた
棺の中からは未完成の岩絵も発見された
紀元前15世紀の岩絵 牛の岩絵のおなかのところにもう一匹に小さな牛の絵が描かれていた
妊娠した牛の岩絵 つまり子孫繁栄を祈って書かれた岩絵
紀元前14世紀ごろのもの そのころすでに青銅が作られていた
完成 当時まじかの青銅は黄金色に輝いていた
尻尾(しっぽ)を生やした人はシャーマン(土着宗教)のよう
シャーマンは頭に羽飾りをつけていた
50年前 それらの岩絵が発見された当初 近くには川が流れていた
岩絵の近くには生贄(いけにえ)になった牛の骨が大量に見つかった
この地を最初に支配したのは馬を上手に乗りこなした遊牧騎馬民族のサカ族(イラン系ペルシャ人)であった
サカ王の古墳も残っている 紀元前7世紀ごろになると巨大な古墳が作られるようになっていった
鉄が作られるようになり権力者が力をつけていく
木組みの墓が9割 うちサカ王の墓は5つ 墓の中は盗掘にあい今は空
しかし一つだけ手付かずの墓が発見されている 金の衣装を着た10代の王子の墓
女性シャーマンの冠にはトルコ石とルビーが使われていた
7世紀 モンゴルからトゥルクと言う民族がこの辺りを制圧
彼らは草原に人間の石を好んで立てた
7~8世紀に描かれたラクダの絵は 草原に西の方から新しい支配者がやってきたことを現している
逆さになった牛の絵は いつの日か馬へと書き換えられていった
紀元前10世紀ごろ書かれた生贄(いけにえ)の牛の絵が
後の時代にやって来た遊牧騎馬民族によって馬へと書き換えられていった
そのほか巨人の絵や3000年前の馬を使った戦車などの岩絵が残っている
エシェキオルメス渓谷
交通機関等はなく見学はツアーに参加するのが一般的 車一台220ドル
<目次>
1基本情報
2宗教と歴史
3新首都アスタナ
4アルトマイ(商業と文化の中心)
~ミニグランドキャニオン
5世界遺産タムガリの岩絵
6世界遺産 聖人ヤサウィー廟
7バイコヌール宇宙基地
~セミパラチンスク核実験場
8ウスチュルト台地 ドゥズバイル塩湖
~カシャグン油田
9サリャルカ自然保護区 サイガ
10アラル海
11カザフスタン料理
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