日光猿軍団(栃木)2 二日酔いも何のその 常にその天才ぶりを発揮するお猿さん!
自然界において手を抜くということは死と直結する命にかかわる大問題でもあります。とりわけ猿の世界は非常に厳しい事でも有名です。
また芸能界においても同じことが言えるかもしれません。その事を十分に承知している反省猿は常に緊張感のある芸を続け全く手う抜く事をしませんでした。
その日も行く先々で頭を下げ得意の反省ポーズをとってました。そんなある日の夜 外は凍り付くような寒さの中シトシトと静かに雪が降ってました。
そんな銀世界の中から表れたのが あの反省猿でした。しかし何故か今日の お猿さんはとても気分が悪そうでした。実はそのとき お猿さんはお酒を飲みすぎて二日酔いでした。
視聴者は誰もが〃これじゃ撮影にならんな〃と 思った次の瞬間 猿の目がピカリと光りました。そしてお得意の あの反省ポーズをとります。
すると お茶の間でテレビを見ていた多くの人が大爆笑しました。僕もちょうどその時テレビを見ながら夕食を取ってました。
そしてそのシーンを目にしたとたん思わず 爆笑しそのとき食べていたラーメンの麺が飛び散るほど吹いてしましました。そのシーンは〃新三共胃腸薬〃のコマーシャルでした。
その後アメリカや中国などの海外のメディアからも日本のそのお猿さんにテレビの出演依頼が殺到します。
そしてついに日本の反省猿は〃外国人〃から名誉ある「日本伝統芸能賞」をもらい受ける事となります。
その天才猿に芸を仕込んだのが あの名門 周防(すおう)猿まわし出身の調教師〃村崎太郎〃でした。周防と言えば無形民俗文化財にも選ばれた。選りすぐりの超エリート猿団体でした。
一方 もう一つの猿団体 日光猿軍団もその頃にはテレビに引っ張りだこのスーパースターになってました。
当時 猿業界では東の横綱がベテランの反省猿(周防=村崎)ならば西の横綱が新人の日光猿軍団(間中)でした。
そしてこの後この物語の主役でもある日光猿軍団の創設者〃間中さん〃が登場してきます。
ーーーーこのあと日光猿軍団の創設までの経緯を紹介します。
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