日光猿軍団(栃木)８ 高齢化を迎えた猿たちにさらなる不幸が！

ここまでは順風満帆(じゅんぷうまんぱん)に行ってた　猿軍団と間中さんでしたが　このあと次から次へと不幸が猿と間中さんを襲います。

1995年　それは突然　伝えられた訃報でした。間中さんの一人息子　和彦(かずひこ)さんが交通事故に会い亡くなったという知らせでした。20歳を迎えたばかりの速すぎる死でした。
和彦さんは間中さんの跡継ぎで猿の調教も もう十分一人でやっていけるだけの力があっただけに非常に悔やまれる死でした。　

その後　一世を風靡(ふうび)した猿ブームも去り　日光猿軍団も　しばらくテレビの表舞台に出る事はありませんでした。

そして　いつの間にか間中さんは還暦(かんれき＝60歳)を過ぎ そして猿たちも高齢期を迎えてました。そんな頃さらなる不幸が間中さんと猿たちに襲い掛かって来ました。　
それが東日本大震災の後に発生した福島原発の大事故でした。当時　園内には多くの中国人と韓国人のスタッフが住み込みで働いていたそうです。

しかし彼ら外国人スタッフの親が福島の放射能を心配して呼び寄せるなどして相次いで帰国してしまいました。

その翌年の2012年には猿がラジコンカーを捕まえるという企画で久々のテレビ出演となりました。
しかし高齢の猿軍団にもう昔のような元気はなく　まったくやる気を見せませんでした。

そしてラジコンカーと釣り糸で猿を引っ張る(猿が動いているように見せる)というやらせ番組を作りそれがばれてしまい結局その番組は打ち切りになりました。
動物虐待と疑われる事件でもありました。

ーーーこのあと間中さんはついに最後の重大な決断をします。

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