草加せんべい(埼玉)7 焼き台の上で華麗に宙を舞う〃焼きせんべい〃
テスト
草加市の細い路地の一角には木造建築の昔ながらの〃せんべい屋さん〃がありました。店に入るとすぐ店のご主人が自ら〃焼きせいべい〃の実演販売をやってました。
焼き台の上では ご主人の鉄箸の上を〃ぐるぐる〃と円を描くように〃せんべい〃が宙を舞ってました。その〃せんべい〃の宙返りは見ているだけで目が回りそうになります。
そのように鉄箸を使い〃せんべい〃を素早く回転させる事で〃せんべい〃を焦げをないようにします。
そのとき ご主人は右手に鉄箸そして左手には なんとアイロンを持ってました。
そして〃くるくる〃と回る落ち着きのない〃せんべい〃を懲(こ)らしめるかのように左手のアイロンでその〃焼きせんべい〃を押さえつけました。
実はそのアイロンのような道具を押瓦(おしがわら)と言い〃せんべい〃を焼きながら押さえる事で平らな〃せんべい〃が完成します。
また〃焼きせんべい〃を押えないで作る方法もあります。その〃焼きせんべい〃は生地が膨らみデコボコで辺鄙(へんぴ)な形に仕上がります
そして店内に〃ジュー〃と言う急激に水分が蒸発する音と共に醤油が焼ける香ばしい匂いがして来ました。それは焼きたての〃せんべい〃に醤油を塗った匂いと音でした。
このように店頭では焼きたての〃焼きせんべい〃をいただけます。一方お土産用の〃おせんべい〃は店の裏の工場で焼かれてました。
ーーーこのあと工場でベルトコンベヤーの流れに乗った〃せんべい〃が次々と焼かれて行きます。
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