6 マイソール2~郊外~
<郊外>
(シュラバナベラゴラ バフバリ祭り)マイソルから約80キロ郊外
ジャイナ教の聖地 ジャイナ教徒のフルチン姿をよく見かける
ジャイナ教は苦行を行うことで有名だが服も贅沢の一つだとし全裸で過ごす
またジャイナ教は仏教と同じ解脱(げだつ=生まれ変わる事がなく あの世で永遠に生き続ける事)を目的とした宗教
ジャイナ教の修行僧であるサドゥーは出家の際 服だけでなく家族の名前も捨てる
虫も含む生き物の殺生を行ってはならない
そのためジャイナ教徒は虫を殺す可能性のあるため農業は行わず 商業や金融業を営む人が多かった
ジャイナ教徒が道を歩くとき地面を ほうきではきながら歩いているのは
地面に落ちてる小さな虫を踏んずけて殺さないようにするため 食べ物は周りの人からもらう
リンゴを食べる時も念入りに虫がついていないか確かめる
もし虫がついているリンゴを食べてしまったら 次の日は断食をしなければならない
ジャガイモやニンジンは土から掘り起こす際 虫を殺してしまう可能性があるため食べられない
この非暴力の考え方はのちの非暴力でイギリスと対抗するガンディー(ヒンドゥー教徒)の考えにもつながっているとされている
現在ジャイナ教徒は インド全体で0、5パーセントのみとなってしまいました。
<ゴマテシュワラの像>
高さ17メートル 体につるが巻き付いた全裸(男性)の像
町のシンボルでもある 聖人ゴマテシュワラ(ゴーマテーシヴァラ)巨大像はフルチンの神様でもある
12年に一度 この町で壮大な祭りが開かれる(次回は2030年)
灌頂祭(かんじょうさい)とも言う 1000年以上続く伝統の祭り
<祭り当日>
像の下には1008つの聖なる壺が置かれている
壺の中には2万リットルの液体 聖水となるその液体は巨大像の頭頂部から行水のようにかけられる
続いて牛乳 大量の米粉 ホリーの祭りで使われるカラフルな粉 さらにカレー粉
茶色い カレー汁 最後に真っ赤な唐辛子
ジャイナ教のサドゥー(修行僧)が多数参加する祭り
<女性の出家式>
巨大像の足の甲にだけ水 牛乳 ココナッツパウダー サフランの順にかけていく
全7種の粉や液体をかける
女性の出家の場合 髪の毛をむしり取られる ただ服だけは着てもいい
髪の毛は2時間かけて抜かれる
(バイラクッペ チベット仏教寺院) マイソルから約100キロ郊外
(ソームナートプル) マイソルから約33キロ郊外
(ナガルホール国立公園)マイソルから約100キロ郊外
早朝 シープに乗って園内を回り動物を探す
冬は寒く 雨期は動物を見つけにくいので 乾季の4月か5月が ちょうどいい
<もくじ>
1南インドの文化や年中行事
2ムンバイ1
~イギリス統治時代に建てられた建築物編
3ムンバイ2
~インド映画 弁当配達 貧困問題編
4ムンバイ3
~ヒンドゥー教に関する祭りや遺跡編
5マイソール1~市内~
6マイソール2~郊外~
7エローラ石窟(他宗教遺跡)
8アジャンタ石窟(仏教遺跡)
9ハンピ遺跡(ヒンドゥー遺跡)
10コーチン(欧米人初のインド植民地)
11ゴア(色濃く残るポルトガル文化)
12ハイデラバード(イスラムモスクほか)
13バーダーミー(ヒンドゥー遺跡)
14カルナータカ州と その他の名所
15チェンナイ~カーンチープラム
16タンジャーヴール~他いろいろ
17クンバコナム スリランガム
18マドゥライほか~その他の名所
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