7聖地キャンディ1(仏歯寺 湖 ペラヘラ祭り)
<聖地キャンディーの場所>
スリランカ第2の都市 遷都(せんと=首都移転)を繰り返してきたシンハラ王朝(キャンディー王国)
16世紀 シンハラ(仏教国)はキャンディに都を移す。キャンディはシンハラ王朝の最後の都となった
スリランカ仏教の聖地 またスパイスの産地で さらに素朴な港町でもある 川ではゾウの大群が水浴び
オランダ統治下にあったころのコロニアル建築も残っている イギリス統治時代に作られた茶畑列車が走っている
(仏歯寺 ダラダーマーリガーワ寺院)木造の大きな建物の寺 4世紀インドから送られたブッタの歯が収められている
ブッタの歯は紀元前543年 ブッタを火葬した物が こっそりとブッタの骨を持ち去った事に始まる
スリランカに貴重なブッタの歯が渡って来たのは4世紀のこと インドのカンガ王国の女王がスリランカ シンハラの王家に嫁ぐとき
インドの王ガリンガ(女王の父親)が娘の幸せを祈って 娘の髪の毛の中にブッタの歯を忍ばせた
その時 女王の髪は黄金色に輝いていた その様子が仏歯寺内の壁画になって描かれている
寺では一本の歯を祀るために壮大な伽藍が建てられた 歴代の王はこの歯を国宝として守り続けてきた
ブッタの死後 ブッタの遺骨はアジア各地に分散された ブッタの歯は現在 この世に2つしか残っていない
歯が収められている部屋を仏歯堂と言う 仏歯堂はお寺の2階にある
毎日三回(プージャと言う儀式)が行われる
儀式では太鼓の音と共に祭壇の小窓が開きブッダの歯(※歯の入った入れ物)が一般公開される
約2560年前に亡くなったブッタの左 糸切り歯
その歯は歴代王が収めたエメナルドやサファイヤの宝石で出来た🏆トロフィーのような仏舎利容器の中に収められている
さらにその黄金の壺(仏舎利容器)は赤いカーテンと強化ガラスに覆われている
残念ながら仏舎利容器の中は誰も見ることができない
仏歯寺へ入場する際 入り口の所で靴を脱ぐ 入口は男女別々 厳重なボディーチェックを受け やっと中へ入れる
しかしラフな格好だと係員に止められ入場させてもらえない事もある 内部は壁画や仏像が多く飾られている
入場料は高く一人2000円以上する
1998年 仏歯寺の前で油を積んだトラックが大爆発を起こした建物も爆風で吹き飛び10人以上が死亡した
(キャンディ湖)19世紀初め最後の王によって作られた人口湖 王は12年の歳月を費やし完成させた。
その当時 人口湖の中州と王宮は地下トンネルでつながっていた。 イギリス統治と共に王朝は崩壊
湖にはウォータースネークと言う水蛇が泳いでいる ホワイトブッタ
キャンディー湖の元王宮は現在 考古学博物館として使用されている
(エサラ ペラヘラ祭り) 毎年7月~8月に行われるスリランカの象祭り 400年の歴史がある伝統の祭り
※2019年7月7日(日) – 2019年7月17日(水) 2020年7月か8月 毎年 祭りの準備は5月から始まる
椰子の木でバンドールと言う祭りの山車を作る 白い服を着たカプラの仕事
仏教徒とヒンドゥー教徒の祭り 2000年続いたシンハラ王朝の栄華を今に伝える祭り
ペラヘラとは行列の意味 祭りの期間は新月から満月までの2週間 国中から400万人の人が押し寄せる 祭りは全国各地で行われる
夜 電飾を着飾った70~100頭のゾウたちが町を練り歩く 先頭をを歩くのはムチ隊 床をムチで叩き地面を清める
続いて火の集団が火を噴きながら行進 ゾウと一緒に集団舞踊の一行ファイヤーダンスも披露する
さらに太鼓や笛の演奏が祭りを盛り上げる 上半身裸で踊る男性の背中には釣り針のように曲がった針がいくつもついていた
2000人の踊り子が参加したゾウの電飾パレードは夕方から6時間かけて行われる
19世紀 イギリス統治時代のスリランカでは一時仏教が衰退したこともあった
仏教の衰退を食い止めるためタイから高僧を招き
さらにゾウの背中には お釈迦様の遺骨(仏歯寺に収められている貴重なブッタの歯)が乗せられるようになった
ブッタの歯を乗せたゾウは直接 地面に足を振れてないけないので床に白い布が敷かれる
内戦中のもこの祭りは行われていた その時は自動操縦を構えた兵士が祭りの警備についていた
毎年 祭りが終わると田植えの季節がやってくる
<もくじ>
1基本情報と歴史
2シーギリアロック(岩山宮殿)
3アヌラーダプラ(シンハラ王朝最初の都)
4ポロンナルワ(シンハラ王朝2番目の都)
5ダンブッラの黄金寺院
6ヤーパフワ クルネーガラ ミネリヤ国立公園
7聖地キャンディ1(仏歯寺 湖 ペラヘラ祭り)
8聖地キャンディ2(紅茶畑と その他の情報)
9コロンボ(政治経済の中心地 宝石の産地)
10ゴール旧市街(岬に突き出た砦)
11ジャフナ(最北部)
12自然保護区や国立公園の動物たち
13スリランカ料理
コメントを残す