(東京駅12)これじゃ仏も浮かばれません
今からおよそ60年前 東京駅周辺は今日はこっち明日はあっちというように次から次へと新しいビルが建てられていました。
このとき日本は戦争が終わり平和を取り戻し空前の好景気に沸いてました。
まさに時は金なりと言わんばかりに1分1秒を争うサラリーマンたちは我先にと〃ぎゅんぎゅん〃詰めの列車の中へ乗り込みます。
その押し合いへし合いの光景はまるでラグビーかフットボールの試合を見ているようでもありました。
そんな中〃しぼんだ風船〃のような顔をしてベンチに〃ぐったり〃と腰掛ける疲れたサラリーマンがいました。
そしてとうとうそのサラリーマンは〃うとうと〃し始めます。すると突然 構内に大音量のベルが鳴り響きました。
びっくりして飛び起きたサラリーマンは慌てて電車に乗ろうとします。しかしそのときサラリーマンは駅員に呼び止められベンチの上に置き忘れた忘れ物に気づきます。
実はそのとき駅員はずっとこのサラリーマンに目をつけていたみたいでした。なぜならそのころ特に構内での忘れ物が多発していたからです。
そして先程の頼りなさそうなサラリーマンは無事に車内に乗り込むとすぐに眠りに入ってしまいました。
しばらくすると目的の駅に到着し慌てて目を覚ますサラリーマンしかしそのとき手に持っていた大事な箱の中身を誤って車内でひっくり返してしましました。
床に散らばった白い塊を慌てて拾い集め箱の中に納めます。周りにいた乗客も見るに見かねて手伝うことになります。
そんなときでしたこめかみに響く黄色く鋭い声で〃キャーーー〃と言う女性の悲鳴が聞こえてきました。なんとそのとき車内の床に転がっていたのはあろうことか人骨でした。
昭和31年頃 何故か列車内に遺骨を持ち込む乗客が増えそれで車内や駅構内で遺骨の忘れ物も多発したそうです。
※※※※※※〃ビデオ〃収録時間1分(昭和30年 満員電車での忘れ物)※※※※※※
ーーーーこのあと地下でもっと大きな忘れ物が発見されます。つづきをそうぞ
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