(東京タワー1)煙突探しに苦戦するサンタさん
世の中が赤一色に染まるクリスマスの夜がやって来ました。
顔中 真っ白の綿菓子のような髭を蓄えたサンタさんは見事な角を生やしたトナカイとたくさんのプレゼントをもって一生懸命 煙突を探してました。
そんな中デパートではおなじみのクリスマスソングとクリスマスプレゼントに見立てた商品がいつも以上にぎっしりと山積みされていました。
そのプレゼントの山をかき分け屋外に出ると大都会東京の高層ビルが立ち並ぶ一角に人工的に造られた森が用意されていました。
多くの妖精が住むその森を抜けた先に見えたのは なんと数百万本の赤い枝から成る大きな大きなクリスマスツリーが出現しました。
その高さは なんと〃333メートル〃まさにそのツリーは天にまで届きそうな勢いでした。
さらにそのとき天からキラキラと光る雪が降って来ました。しかしそのときある異変に気づきました。
高さ333メートルと言う高さを聞いて東京のある偉大な鉄塔のことを思い出しました。そしてツリーに近づいてみるとやはりそれは木ではなく鉄で出来てました。
ということはその赤いクリスマスツリーに見えていたのは東京のシンボルでもある〃東京タワー〃でした。
そして先程の雪もホワイトクリスマスを演出するために降らされた人工雪でした。実は東京では過去50年間にホワイトクリスマスは一度もないそうです。
そしてその夜 東京タワーではクリスマス用のライトアップとしてタワーの中央に大きなハートマークの電飾が点灯してました。
その様子はまるで今まさにやプロポーズや告白をするカップルが胸躍り心臓が飛び出しそうになるそんな様子を表現しているようにも見えました。
東京タワーを後にして帰り道で偶然 先程のサンタさんに会いました。サンタの話では無事 煙突を見つけられたとの事です。
そしてひとっ風呂浴びたサンタはいつも以上に清々しい顔をしてました。どうやらサンタさんはその夜 煙突の建っている銭湯を探していたみたいでした。
ーーーーーこのあと東京タワーのライトアップの歴史について説明します。つづきをどうぞ
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