1エーゲ海文化と食
エーゲ海には400の島が点在する
トルコ西部はエーゲ海文化が色濃く残る地域
今も古代ギリシャやローマ遺跡が多く残る
地中海とエーゲ海のアザラシは絶滅危惧種に指定されている
今では3000頭ほどしか生息していない
モンクアザラシ(地中海)はシルエットが修道僧に似ていると言われている
モンクとは修道士の事を言う
ボルノバ族(原住民)の伝統舞踊 150種以上のかたがある
結婚式など特別な日に披露される
遊牧民が始めた冬のビックイベント
この日のために鍛えられたラクダの戦いは見もの
エーゲ海より少し内陸に行くとある小さな村
200年前に建てられた建物が今も人々の生活に溶け込んでいる
この村でラクダ相撲大会が開催せれる
遊牧民の血が騒ぐスポーツ
競技に参加するラクダの母は力の強いヒトコブラクダ 父は強靭な前足を持つフタコブラクダ
数100メートル離れたところからラクダを連れた人々が集まる
1000頭いるラクダの中から選び抜かれた100頭だけが競技に参加できる
ラクダは村に入る前に立派な化粧まわしを身に着ける
トルコ絨毯のようなものをラクダの身にまとう
大会前 大通りでラクダパレードが行われる
冬の3か月 トルコはラクダ相撲で盛り上がる
ラクダに鞭を使用してはならない
勝敗は ラクダが押しつぶされたり 逃げ出したときに決まる
ラクダが対戦相手をかまないよう口にはひもが縛られている
雨が降れば大会は中止となる
カランカランと鐘を鳴らしながら試合が始まる
1回の試合時間は10分 時間内に決着がつかない場合は審判の判定により勝敗が決まる
ラクダ同士が組み合わないまま試合が終了することもある
一回の大会でラクダ一頭に付きは一試合のみ試合が行える
勝っても負けても 報酬はわずかな商品のみ
ふつうはウールを使うところをウスパルタ絨毯は面を使用する
ウスパルタ伝統のお菓子
小麦粉と麻の実とケサの実を炒る
ペキマズ(ブドウシロップ)又はペキメズを混ぜ荒く砕いたクルミを乗せこねながら混ぜる
オーブンで焼いたヘルシーな羊肉 ウスパルタの名物料理
ウスパルタ伝統のお菓子
アンティオアキ遺跡の劇場跡
古代ピスィディアの都があった場所の遺跡
石棺に掘られたレリーフが美しい
紀元前1600年ごろ 標高1500メートルのところにサガラッソスの町が築かれた
7世紀に大地震により町は崩壊
1706年 町は遺跡として再発見され
1880年 発掘調査が行われるようになった
1990年からはトルコとベルギー王国が共同で発掘調査を行っている。
2000年前からずっと湧き出している泉がある
2世紀に造られた野外劇場は最も高いところにある
2500年前までワイン造りの一大産地であったが 遺跡が見つかるまで長い期間ワイン造りが行われなかった
オスマン時代がワイン造りの衰退を招いた。
18年前 やっとワイン造りが行われるようになった。
今ではコンテストでも認められる質のいいワインが作られている
オリーブの実は雨が少なく乾燥して紀行に適している
紀元前6世紀 2500年前のオリーブオイル工房が見学できる
工房内には遺跡から復元された道具類が並ぶ
石臼を回しオリーブの実をつぶしていた。
ペースト状になったオリーブの実は植物で出来た袋に入れる
圧力をかけ絞った汁と油とに分ける
タンクの下には小さな穴があり隣のタンクと繋がっている
タンクの下にたまった水分は隣のタンクへと移される
ここで始まった世界最古のオリーブオイル造りの製法は その後 世界各国に広まる
オリーブ油の保管所には多くの壺が置かれている
近年 実際ここでオリーブ油を作る実験が行われた
ロクマ揚げドーナッツが 毎日 無料で配られている
冠婚葬祭を行った家の近くで行われる
毎日 行列が絶えない トルコのほかの地方にはないイズミル独自の習慣
イズミール地方の料理
はらわたを取ったスズキを塩で固めてオーブンでじっくりと1時間 蒸し塩焼きにする
ミネラルの多い塩を使用しているため ほかの塩よりも甘い
塩釜焼は厨房から炎を上げて運ばれてくる
炎が収まったところで店員が木槌を持ち
客の目の前で塩の塊をたたき割る
<目次>
1エーゲ海文化と食
2イズミル ニカイヤ(イズニック)
3ヒエラポリス遺跡
4パムッカレ(ヒエラポリス温泉施設)
5ブルサ1(モスク)
6ブルサ2(温泉や博物館)
7ハットゥシャ遺跡とトロイの木馬
8エフェス(アフロディシアス)遺跡
9ベルガマ
10アンタルヤ
11南西部(ボドルムとフェティエ)
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