11南西部(ボドルムとフェティエ)
かつては軍事経済の中心として栄えた
ヨットやクルージングも楽しめる
イスタンブールから南へ600キロ行った場所にある
紀元前 ヒッタイト王国が ボドゥルムで建国され
15世紀には十字軍がボドゥルムに基地を作った。
ボドゥルム一帯の海は船にとって難所となる
近海は浅瀬が多く古代の沈没船が100隻以上沈んでいる
粉々になった古代の壺が海底に散乱している
1984年 ヒッタイトの時代の沈没船が引き上げられた
中には10トンの銅と1トンの鈴が見つかった
それらの鉄器を使い2000~3000人分の武器を製造していた。
ヨーロッパ エジプト(古代) が青銅を使っていた時代 ヒッタイトはもうすでに鉄製の武器を使っていた。
この船の沈没事故は古代史にとって最大の海難事故であった
ヒッタイトの遺跡が見つかったのはここ100くらい前で それより前はヒッタイトの存在は知られていなかった。
古代から多くの船が行き来していた。
15世紀に造られた海辺の砦
今は水中考古学博物館として一般公開されている
沈没船の船底からは多くの装飾品が見つかっている
世界有数の沈没船博物館 紀元前14世紀に沈没した沈没船を展示している
紀元前4世紀の王墓だと考えられている
ワインを入れる壺を展示
ワインを入れる壺は紀元前の物から年代ごとに分けられている
ムーラからエーゲ海を挟んで80キロ向こう側にある
ダッチャではズッキーニーの花を使った名物料理が食べられる
ドルバットとは詰め物の意味 花の中には米が詰まっている
作り方はまず花を水で洗う花びらの中に具を詰める
平らな鍋に型崩れしないように隙間なく具の詰まった花を並べる
塩と水を入れ煮込む 焼きギョーザのように蒸し焼きにする
紀元前9~4世紀ごろの水辺の岸壁をくりぬいて建てられたギリシャ風の王家の墓
当時は海上貿易で栄えた重要な港であった
途中かごの中に入った名物 青いワタリカニを発見
シンプルに塩ゆでしていただく
小ぶりで肉厚 プリプリの触感が楽しめる
ザグロジュースも売られている
ビーチにはウミガメの産卵地がある
海の真ん中にある浅瀬 砂が集まってできた島
遠くから見ると海の中を人が歩いているように見える
約600メートルの浅瀬 海の中を散歩しているような気分を味わえる
かつて皇帝の娘は平民の男と恋に落ちた 激怒した皇帝は娘を殺してしまった。
そのとき流れ出た血は海を真っ赤に染めた
今も残る赤く染まった海
ギリシャ神話にも登場する由緒ある温泉
硫黄の匂いが強い温泉 泥の成分は肌に良い
体に塗った泥は乾くまでずっと放置しておく
初めて共和制を取った3000年前から受け継がれる
リキヤ王国の古代都市があった町
市場で買った魚はレストランでさばいて調理してもらう
フィッシュフライサンドが名物
紀元前4世紀に造られた彫刻が美しいギリシャ神殿風のお墓
ギリシャ正教会 内部にはイエスの生涯を描いたフレスコ画がある
また2~3時間コースのトレッキングツアーもある
古代リキヤ王国の都が置かれた場所 遺跡からの多くの出土品は大英博物館やイスタンブール考古学博物館に展示されている
紀元前6世紀ごろの記録によればリキヤ王国はアケメネス朝の攻撃を受け80家族を残して後は絶滅したとある
紀元前450年ごろ 大火災に見舞われ町は消滅した。
ビザンチン統治時代 クサントスの町は復活し再び繁栄を遂げた。
クサントスの円形劇場
ギリシャ風の巨大柱の遺跡と岩窟墓がある また近くにはウミガメの産卵地もある
紀元前400年ごろに造られたアミンタス王の墓
岩窟墓(がんくつぼ)とも言う
王が亡くなった後も 王の権威を示すため高いところに造られた墓
1922年まで3500の民家と2万人のギリシャ人が住んでいた。
ギリシャ人はトルコギリシャ戦争の後 住処を追われた。
今は廃墟となった遺跡が残っている
リバークルージング 川は地中海までつながっている
川岸には泥風呂温泉がある
<目次>
1エーゲ海文化と食
2イズミル ニカイヤ(イズニック)
3ヒエラポリス遺跡
4パムッカレ(ヒエラポリス温泉施設)
5ブルサ1(モスク)
6ブルサ2(温泉や博物館)
7ハットゥシャ遺跡とトロイの木馬
8エフェス(アフロディシアス)遺跡
9ベルガマ
10アンタルヤ
11南西部(ボドルムとフェティエ)
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