一般人の家臣からなるジョグジャ(インドネシア ジャワ島)の開放的な王宮〃クラトン〃!
長年 日本に住んでて 前から疑問に思っていたことがあります。
民主国家でない中国の天安門(※旧王宮)が一般公開されているのに対して民主国家の日本の皇居(※王宮)が なぜ一般公開されていないのか?
皇居の中には世界一の秘密組織 宮内庁の職員が2000~5000人も働いているそうです。
※日本の皇室にスキャンダルがないのも宮内庁がかかわっているとのうわさもあります※
大体 数も多すぎるし 何やっているか わかんない人たち(宮内庁職員)に支払われる給料は税金の無駄使いとの声もあります。
2000年以上の伝統のある我が国の文化でもある天皇制は尊重したいところですが一日も早い情報公開を望むところです。
一方 インドネシアには一般の人が身近に家臣として王宮内の手伝いが出来る民主的な王制制度があります。
それが200年以上の歴史がある古都ジョグジャガルタ(通称ジョグジャ)です。
クラトンは753年に建てられた王宮で その王宮内には50の宮殿があり そのもっとも奥にスルタン(王様※現ジョグジャ知事)の部屋があるそうです。
インドネシアの独立とともに王制はなくなったのですが しかし今でもスルタン(王)は王宮内で暮らしてます。
市民から絶大の人気があるスルタンは祭りの時に姿を現します。祭りの時スルタンは観衆に向かってお守りとなるコインを投げます。
王宮内には一般市民からなるお手伝い屋さん(※月収900円※たいていの人は本業を持っている)を雇ってます。
お手伝い係の家臣の数は1600人もいるそうです。
王宮内の世話係の平均年齢は60歳 お茶を運ぶ掛屋 時計のねじを回す係(※時に修理も担当)など事細かく分かれています。
食事を立派な籠に入れ運ぶだけの人もいます。長年王宮に貢献した家臣には腰に差す短剣が与えられます。
短剣は一人前になった家臣にだけ与えられる勲章となります。 王宮内は一般開放されていて王宮内で働く家臣の姿もまじかに見る事が出来ます。
毎週日曜 インドネシアの伝統音楽〃ガムラン〃の演奏と共に宮廷舞踊が披露されています。
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